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ピトッと額に何かがくっついた感触がした。
なにかな？
あったかいけど。
「ほんとはね、佐久間がAさんの傷埋められたらいいんだけどね」
「佐久間くん？」
「んー？」
退けられた掌、視界がひらける。
あ、おでこコツンしてたのか。
ふふと笑えば、佐久間くんも笑ってる。
「柔らかいね？」
「阿部ちゃんには無理だよね、この体勢。(笑)」
グリグリされて、まるで猫みたいなことをするなぁって。
にゃあにゃあ笑ってるし、佐久間くんって犬っぽいけど猫っぽくもあるね。
伸ばした手で佐久間くんの髪を撫でると、擽ったそうにしてる。
「やめてよぉ」
「だって可愛いから」
「にゃにっ！？ 佐久間だって２８歳の男だぞ！」
「うんでも可愛いの。毎日、佐久間くんの笑顔に癒されてるのお姉さんは」
「……ふうん、そっかあ。ならもっと笑えるように可愛がってほしいにゃ？」
「うふふ」
ほんとは知ってる。
佐久間くんは努力家で実は男らしいことも。
だけど私に合わせて、今は可愛い猫を演じてくれてる優しい人だ。
「よしよし、よしよし」
「にひひ、擽ったいわー。でも気持ちいいー」
どさくさに紛れて私の首に顔を埋めてグリグリしてこられて、私だって擽ったい。
だけど佐久間くんの手はずっと休むことなく痛む頭を優しく撫でてくれてる。
気を……紛らわそうとしてくれてるのかな。
「なんか、眠くなってきた…」
「にゃは、いいじゃん。たまにはゆっくり休んでよ」
「……ん、ありがとう」
睡魔に襲われて、意識が遠のく瞬間額に感じた柔らかいものはなんだったのかな……
まあ、いいか……
「……寝たの？」
「んー、寝たよ。てか盗み聞きとはヤバいよお前」
「いやいや、お前が入りにくくしたべ？」
「そう？ 手助けしてやったんだけどー」
「だったらキスなんてすんじゃねえよ」
「おでこじゃん！いいじゃん！そんくらい！だから顔デカくなんだよ」
「心が小さいてか！ うるせぇ！」
「しー、Aさん起きちゃうよ。まあ、後は頑張れ？」
「……ふん」
佐久間さんはこれ以上どっちの応援もしねえよ。
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ゆきんこ(プロフ) - まり姉さん» 教えてくださりありがとうございます(^^) (2021年1月19日 19時) (
レス) id: 4f915fb25c (このIDを非表示/違反報告)
まり姉(プロフ) - ちょっとした変化の1ページ目の最後のとこが名前変換されてないですよ？？ (2021年1月19日 18時) (レス) id: 632dd79117 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - ふさん» ふ様。お返事が遅くなりすみません！そして、あけましておめでとうございます！どうぞ今年も宜しくお願いします(^^)のんびりスタートとなってますか、また楽しんでもらえるように頑張ります！ (2021年1月8日 23時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
ふ - 明けましておめでとうございます♪今年も素敵なストーリー楽しみにしています(☆▽☆) (2021年1月6日 16時) (レス) id: 3ae47a3069 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - SACHIさん» ヤバいですか（笑）やばくなるように書きましたので、その反応が有難いです(o^^o) (2020年12月31日 9時) (レス) id: 98ff3b079e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年10月30日 10時
