変人とは「普通じゃない人」のことをいう【山田三郎】

42話 ページ42

嘘だろ……、何でだ？私の挨拶がそんな脅えるほど恐ろしかったのか…？？汗





「あぁ…、ごめんね、言い忘れていたよ。彼は極度の女性恐怖症なんだ」






……女性……、恐怖症……？







「すっ、すみません、お騒がせしてしまって…。患者さんですよね？すぐに外に…『待ってよ』…？」





『一二三さん……でしたっけ？女性恐怖症なのは分かりましたけど……、


───何故、「俺」を女性と判断出来るんです？』







「…………っえ、」







『見た感じが女だから？スカートを穿いてるから？服装何て、個人の自由じゃないっすかね』





「えっ……、え？」





『大体、こんなガサツな奴が女に見えるか？見えねぇだろ？

…つまり、俺は完璧なジェントルマンなのさっ！』







しっかりと声の高さも変えて、完璧に演じきった私



フッ……、決まったな









「……………」









『……………』









……………………………。









『……ダメなんかぁぁぁああああああいｯ！！！！』





ドンッ！！と壁に拳をぶつける



それと同時に、一二三さんはビクッと肩を震わせた

その隣のスーツを着たお兄さんは唖然としている




くそ……っ、いけるかと思ったのに……っ！





まぁそうだよね、流石に分かっちゃうよね！この私のビューティーさじゃ！あははっ！



……自分で言って悲しくなったわ






フゥ……と一つ息をついて、私は二人のお兄さんと向き合う






『冗談です☆これでも女ですよ！改めまして、海野Aです！よろしく、お兄さん方！』

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

山田二郎

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