変人とは「普通じゃない人」のことをいう【山田三郎】

21話 ページ21

──…「おぉ〜二郎！大分出来るようになったじゃねぇか！」



「ほっ、ホント！？兄ちゃん…！」





『っ〜〜〜…、疲れた……』






一兄達の雰囲気とは正反対に、Aさんはどんよりとした空気で机になだれ込んでいる



……まぁ……、そうなるのも無理はないだろうな。同情します





それにしても、何故Aさんはここまでして低脳に勉強を教えたのだろうか


普通なら途中で諦めてもおかしくないのに






「ありがとA！お前本当に勉強出来たんだな！」



『この期に及んでまだ失礼な言動をするねお前は……。はぁ……、まぁいいってことよ』





「……教えてもらっといてなんだけどよ。何でここまでのことしてくれたんだ…？」




うわ、低脳と思考が被った。まぁ今はいいとするか





『？何でって……、だってお前、今回のテスト勉強しなかったらかなりやばかったんだろ？』



「？おぉ」




『成績悪くて留年とかされたら困るしね。私はお前と一緒に卒業したい！(ﾆｯ』






……！！






「…っ、は、はぁ…！？それだけでかよ！？」



『それだけとは何だ、メッチャ重要だぞ！！』




いや、正直これは僕も二郎と同じ意見だ




一緒に卒業したいからって……、それだけの為に、この人は……。






二郎はAさんから顔を背けているけれど、その耳は赤い




……何だか……






─────…羨ましいな、って









「…………………………」









……………は？

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーキャラ

山田二郎

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