花笑みのきみ (ページ5)

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この
異例づくめの花魁道中

高尾太夫は
後世に語り継がれるほどの美しさだった。

あまりに美しく過ぎて
泣き崩れる遊女達が続出するほど。

皆に愛され、惜しまれ
高尾太夫は
吉原を去った。

その後

高尾太夫と久三はどうなったかというと･･

それまで小さな紺屋だった久三の見世は
高尾のおかげで
大繁盛しました。

それから
高尾と久三夫婦は
可愛らしい男の子を授かり
雅紀と名づけ
家族３人
仲良く力を合わせ
幸せに暮らしましたとさ･･。

チャンチャン･･♪

と
終わりたいところだが
そうは問屋が卸さない！

実は
この話
まだ続きがあるんです。

それは

高尾太夫と久三の子ども・雅紀についての物語･･。

でもそれは

また次の機会に････。

・

・

って言ってたら
さっそく次の機会ってぇのが巡ってきましたよ！

さぁさぁ、鉄は熱いうちに打て、思い立ったが吉日

人生、楽しんだもの勝ちですからね

やりたいことは
迷わず
ぱーっとやった方がいいんすよ！

やらずに後悔するよりも
とりあえず
やっちまったほうがいい！

うまいこといきゃあ、こっちのもの。
例え失敗しても
それはそれで、かまわないじゃあないですか。

派手に転べばそれもまた一興。
後から話のネタにもなります。

やる前から
あぁだこうだと先回りして心配するよりも

後のこたぁ、後で考えたらいいんです。

ま、色々あるかもしれませんが

とりあえず
お話の続き、始めちゃいましょう♪

さぁさぁ
お江戸へタイムスリップしちゃってください。

準備の方はいいですか？

それでは

大江戸艶話『花笑みのきみ』

はじまりはじまり～。