デレるさん。【歌い手】

6日目 ページ8

夢主side



『とはいえさ...あのそらるだよ？嫉妬とかするのかな〜？』


｢あのそらるさんだからするんだよ！！｣




天月くんがそう言う。




｢そうだよ！だって、僕が天月くんとコラボしただけで嫉妬するような人だよ？｣


あぁ...確かにそんなこともあったなぁ〜...




『そ、そうなのかな...？』





二人は縦に大きく振る。





『でもさ、そうだったとしても、そらるにどうやって嫉妬させるの？』



｢んー...
あ！こんなのはどうかな？｣


天月くんが何かをひらめいたように言う。

『なになに？』



｢俺が浮気相手の役をする！｣


どやぁ、という効果音がつきそうな顔をしながら天月くんが言う。



｢え、待って、僕は｣



｢え、だってまふくんそらるさんが怖くてそんなこと出来ないでしょ〜w｣


嘲笑うように天月くんが言う。



｢ま、まぁ...｣



｢じゃあ、決定で！！｣



『う、うん..』





こうは言ったものの、


そらるはあんなに私を大事に(？)してくれているのに、

そんなことをするのは流石の私でも罪悪感でいたたまれなくなる。





とはいえ、張り切っている2人にそんなことを言えるはずもなく、


大体の計画がまとまり、その日は解散になっつ。

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