デレるさん。【歌い手】

12日目 ページ15

まふまふside

いつまでも遠慮しているので、無理矢理脱衣所にAちゃんを押し込む。


ザーッ、とシャワーを流す音がして、
しっかり入ってることを確認してから着替えとタオルを置きに行く。



置いておくね、と言うと、
ありがとう。
と返ってきたので、脱衣所を出る。



すると、

『そらる、大丈夫かな...。』


と微かに聞こえたAちゃんの声。




やっぱり、心配なんだね。



そらるさんに彼女離れさせたいって言ってはいるけど、彼女離れ出来ない理由に

Aちゃんが甘すぎる。


っていうのが含まれているのも紛れもない事実で。



本人は自覚ないんだろうけとね。w




まぁ、もう始まっちゃったし。

ここからはAちゃんが頑張るしかないのだ。



天月くんと僕がサポートに回るから。



Aちゃんも僕の大切な友達なんだからね。



そらるさんも、Aちゃんがいなくなったくらいで病んでるようじゃ、
ユニットを組んでいる僕の仕事にも支障が出る。



僕的にも、そらるさんにはもうちょっと大人になってもらわないとな。



ここからどうしていくか...。



そんなことを考えながら曇りだした空をを眺めた。

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