10日目 ページ12
夢主side
『もしもし?まふくん?』
あれから公園で落ち着くまでベンチに座っていた。
いつの間にか11時を過ぎていて、今日は野宿か...なんて思っていた矢先に、まふくんから電話があった。
「"そらるさんと喧嘩でもした?"」
『うん...喧嘩っていうか...私が一方的に言いすぎたかも。なんで?』
「"なんか、そらるさんに用があって電話かけたんだけど繋がらなくて、
そしたらメッセージで、俺もう生きていけないかも。みたいなこと言ってて。
だから、Aちゃんと喧嘩でもしたのかなぁーって..."」
そんなことを言っていたのか。
あぁ、やっぱり言いすぎた......。
『私、そらるに彼女離れさせるだけのつもりだったのについ言い過ぎちゃって。
謝らなくちゃ。』
ごめんね、ありがとう。と言って電話を切ろうとするが、まふくんにそれを遮られる。
「"そんなことないよ。Aちゃんはそらるさんのことを思って言ったんだから。責任を感じることなんてないよ。
これから僕の家に来ない?迎えに行くよ、"」
"どうせ家に帰り辛いなーとか思ってたんでしょ?"まふくんはそんなことを言って、笑った。
居場所を伝えると、五分で迎えに行くから。と言われ、電話が切れた。
まふくんは優しいなぁ...
こんな私のことを庇ってくれて。
いい友達をもって幸せだな。
そんなことを思いながら私は夜の公園で一人笑った。
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心愛 - 更新楽しみに待ってます! (2018年12月9日 3時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅 - そらるさんに愛されている夢主さんが羨まし過ぎる!続き楽しみにしてます! (2018年11月23日 23時) (レス) id: e4ce0e93b1 (このIDを非表示/違反報告)
オトハ - そらるさん、可愛い。まふ君は何をするかな? (2018年11月23日 10時) (レス) id: 4dd110c282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:流雨 | 作成日時:2018年11月14日 21時