85.君じゃない人 ページ35
Aside
あれから数分が経ち、もうすぐ約束の時間。
荷物をまとめて、体育館裏に向かう。
「あ、バレー部…」
体育館の扉が開いており、中の様子が少し見えた。
呼び出してくれてるのが、侑くんだったらいいのにな…
なんて、失礼な事を考えながら、自然と侑くんを探してしまう。
“侑告白されてたで”
不意に高木の言葉がこだまする
そんなの前からずっとあった事
侑くんモテるし…私がただ考えないようにしてただけ…
扉を通り過ぎ、裏に向かう。
男子「あ、あの!ほんまに来てくれたんやね!綾瀬さん!」
少し大きすぎて、緊張が伝わる声色。
「うん…言いたいことって…なに?」
恐る恐る聞いてみる
男子「あ…あの。俺、………Aさんの事が好きです。…その、俺とつ、付き合うてください!」
名前も知らない男子に告白された。
「…。告白してくれて、ありがとう。その気持ちはすっごく嬉しい。
…けど、ごめんなさい!お付き合いは出来ません。」
男子「……。そっ、そうか!わかった。…わざわざ来てくれてありがとう!当たって砕けれたわ!」
「でも、嬉しかったのは本当だよ。好きになってくれて…告白までしてくれてありがとう。」
男子「おう!…じゃ、俺行くわ。」
余裕のなさそうな彼を見送った。
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PANDA(プロフ) - ちごさんさん» ちごさん コメントありがとうございます!すみません、全然見にきてなくてコメントもらってから随分日にちが空いてしまいました( ; ; )口にガムテープ…彼女は特殊な訓練を受けています(嘘です笑) (2022年9月17日 19時) (レス) @page40 id: 9ccffafd49 (このIDを非表示/違反報告)
ちごさん - おもしろいです。口にガムテープ……(笑) (2022年6月18日 13時) (レス) @page27 id: d565dd2c8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:PANDA | 作成日時:2021年10月5日 10時