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お母さんの高校時代の友だちだという福本さんは、結婚して東京から大阪に引っ越したんだそう。
運転していた息子さんとの会話から分かるように、とても元気な人で、大阪のお母さんが明るくて愉快な人だって言うけど、あながち間違ってなさそうだ。
「前会ったのはたしか、中学生の頃だっけ？」
「そやったかなぁ…この子高校でビュッと背え伸びたから。
でも、イケメンやったら彼女おってもええんやけど…」
お母さんにあれこれ言われても何も言い返さないところを見ると、やはりお母さんの強さを感じる。
バックミラー越しに見える彼は小さくため息をついていた。
「えぇ！でも、お母さんに隠してるだけじゃないの？
Aだって、半年くらい隠してたのよ〜。毎日一緒に帰ってきてたのに。」
「あらぁ、Aちゃん、やっるー！」
人の心配をしてる暇はなかったようだ。
気づいたら私にも飛び火が来た。
「違うよ、隠してないって。
それにもう別れたから！」
そう言った時、少しだけ車内の音が止まった。
続けて聞こえてきたのは
「ちょ、あんたブレーキ遅いわ。」
「…ごめんごめん、」
少し身体が前につんのめる。
とっさに、前の運転席のシートに手をついて身体がぶつかるのを防ぐ。
身体を戻そうとした時、芳香剤の香りに交じって感じたのは、彼のものと思われる制汗剤らしい香り。
恭平の、香水とも、柔軟剤とも違う、初めて感じた男の人のもの。
ハッとして顔を上げると、またもや彼と目が合った気がして、先程とは違う感覚に私はむず痒さを感じた。
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コロ - ヤバイです。素敵な作品でみいってしまうというか、、、すごく感動しました！こんな神作始めてです！ (2020年5月15日 21時) (
レス) id: b14fc19f6c (このIDを非表示/違反報告)
那都(プロフ) - とても面白かったです！大晴くん推しなので、くっついてくれて嬉しかったです！1つ気になるのですが、あのオーナーは誰を想定していたんですか？私の中では室くんだったんですが、、教えて頂けたら嬉しいです！ (2019年11月25日 22時) (レス) id: c96a99fffa (このIDを非表示/違反報告)
はらへり - わぁぁぁ！気になります気になります！前回の作品に続いて応援しています！楽しみにしています(^ ^) (2019年6月12日 18時) (レス) id: aacee0baab (このIDを非表示/違反報告)
純鈴(プロフ) - 凄い面白いです！これからの展開にドキドキしてます。更新頑張ってください。待ってます！！ (2019年5月28日 23時) (レス) id: f70ff81fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆう
| 作成日時：2019年5月19日 20時
