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ぎゅるる、とお腹から情けない音が聞こえた。
『ふは、もうお昼か』
私が恥ずかしそうに俯いていると
その音に気づいたゆとくんは笑って
壁にかけられた時計を見た。
もうすぐ正午を回るところだった。
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『...うち帰って、昼飯作ってやれよ？...ちゃんと龍斗と話すこと、！』
ちょん、と私の鼻先を人差し指で触ると
目を細めて笑ったゆとくん。
「うん、！ゆとくん、ほんっとうにありがとうね！」
ゆとくんには感謝しても感謝しきれない。
ゆとくんみたいな幼馴染みが
いてくれて良かったと、
胸の中でじんわりと溶けるように
その想いが広がった。
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「お邪魔しました！ゆとくん、じゃあね！」
『おう、』
玄関先で、ゆとくんに手を振る。
覚悟を決めてドアに手をかけた。
外はもう雨が止んでいて、
当たり前だけど自宅がすぐ目の前に見えた。
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ガチャリ。
ドアが閉まった後。
『...守る、って俺が決めたんだもんな』
顔を歪めて、
ぎゅっと握り拳を作った彼の事を、
私は知る事は無い。
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あい(プロフ) - おにぎり侍さん» 完結までお付き合いありがとうございました！ (2018年8月30日 7時) (
レス) id: 0f506228be (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり侍(プロフ) - 最後まで読みました！すごい！とってもよかったです！ (2018年8月30日 6時) (レス) id: 3b05885be4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - うさこさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2018年6月25日 0時) (レス) id: 0f506228be (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - あいさん» いえいえ！！更新頑張ってください！ (2018年6月25日 0時) (レス) id: df77c74072 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - うさこさん» 先程訂正しました( ; _ ; )教えて下さりありがとうございました！ (2018年6月24日 17時) (レス) id: 0f506228be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい | 作成日時：2018年6月9日 18時
