大我side ページ3
仲良くなったのは隣の席のジェシーくんとその友達の慎太郎くん
1時限目は保健らしくてAEDの使い方を体育館でやるらしい
ジェシー「大我〜一緒に行こーぜー！」
慎太郎「俺も行くー！」
大我「え？いいの？俺なんかと一緒で」
こんな前髪長くてろくに顔も見えないような陰キャみたいな俺と一緒だとテンション高い2人だと飽きちゃうんじゃないの？
慎太郎「俺なんかじゃないの！俺が大我と行きたいから誘ったの！」
ジェシー「誘ったの俺だけどね！AHAHA！」
笑い方の癖が強いな笑
大我「ふふっありがとう」
体育館に着くと病院にこの前まで入院してた俺には見慣れた朱色の機械がズラーっとならんでいる
まだ完治した訳では無いし退院していいレベルでもない俺は発作がいつ起きてもいいように病院の近くにそれから空気が綺麗な所がいいとの理由で山の上に家を建ててもらった
両親共に京本グループの社長だったりファッションデザイナーだったり色んな所にいかなきゃいけないからひとり暮らしをしてる
まぁ正確にはメイド2人と執事が1人見習い執事がもう1人いるけどね
俺の病気は小さい頃からの喘息
激しい運動が出来なくて学校の階段も3階でバテる
走りまわったらもうそれは自分から死ぬのと同じ
しかも何度かAEDにはお世話になっているしテレビとかドラマとかで見るようなICUにも何度か入ったことがある
入院していると何もする事がないだから勉強をずっとしててたまに外に出ることはあっても歩くと発作が起きるかもしれないから車いすだったし
だからこんなに症状が落ち着いているのは久しぶりかはじめてに等しい
慎太郎「きょも〜一緒にグループ組もー？」
ジェシー「大我ぁー？」
大我「ふぁっ！ごめんボーッとしてたグループだよねいいよ一緒になろ！」
笑って誤魔化したけどちょっと不安な部分もあっていつか急に来るかもしれない発作に怖い
AEDの体験をしていると自分もこんな風に助けられたんだなぁって感じる
倒れた時助けてくれた人には感謝しないとな
授業が終わって教室に戻ろうとした時
目の前がグラッとして最後に見たのはジェシーくん達の上履きだった
そこからの記憶はない
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たくあん(プロフ) - とても好みです！面白い……！更新待っていますね！！ (2020年2月4日 2時) (
レス) id: 6da5a0b7b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寺川大我 | 作成日時：2020年1月17日 23時
