甘い口づけ ページ27
キ「お前はカイドウさんのお気に入りだからな」
『…私は大看板に戻るつもりはないよ。でもカイドウさんを海賊王にしたい気持ちは変わらない。私の戦力が必要ならいくらでも力になるって伝えて』
これは本心。
今はヤマトと一緒に隠れながら過ごしてるけど
カイドウさんが来いというなら
どんな戦場にでもついて行く。
それがカイドウさんへの恩返しだと思うから。
『そんなことよりアルベル』
キ「ん？」
『久しぶりに会えたんだし抱きしめて…』
さっきので味をしめた私は
もっともっとアルベルが欲しくてたまらない。
両手を広げて待っていると
アルベルはマスク越しにやれやれって顔しながらも
抱きしめてくれた。
鍛えられた大きな体にぎゅーっと抱きついて瞼を閉じる。
『あったかいね』
キ「まったく…呑気なもんだな」
『そうだ、今キスしたら甘い味するよ？もれなくみたらし団子味』
キ「外でマスクは取らない」
『じゃあ、マスク越しにして？』
して…なんて言ったけど
吸い寄せられるように顔を近づけたのは私の方。
マスク越しにちゅっと軽い口づけをして顔を離すと
目の前には熱っぽい瞳のアルベルがいた。
その物欲しそうな目には心当たりがある。
だからこれ以上はやめとこう。
我慢できなくなっちゃうでしょ、お互いに…
キ「生殺しだな」
『…なんのことだか』
キ「はぁ…早く戻れ、風邪引くだろ」
『相変わらず優しいね。大好きだよアルベル』
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まあや(プロフ) - 箱さん» 箱さん、この作品を読んでくださりあたたかいコメントまでありがとうございます。とても励みになります！ (2023年1月17日 0時) (
レス) id: 6ddb893b1b (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月16日 15時) (レス) @page50 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maaya | 作成日時：2022年9月29日 15時
