嫌な予感 ページ20
『ヤマトはどこ？部屋にいないの』
「そ、その…鬼姫様は岩屋の中に…」
『岩屋！？』
岩屋って鬼ヶ島のはずれにある牢屋でしょ。
カイドウさんに歯向かった侍達が入れられてる場所。
『なんでヤマトがそんなところにいるの？いや、いい。私が行く』
「ですが、カイドウ様の命令で誰も近づけるなとっ」
『どいて』
キ「落ち着けA…」
『キング…？娘が牢屋に入れられてるのに落ち着けるわけないでしょ！』
キ「お前が行ってどうにかなる問題じゃねぇんだ」
『…っ、…何があったの？』
アルベルは
「まず鬼姫を助け出すことはできない、岩屋には行くな」
と前置きしたあとで全てを話してくれた。
私が不在の間、
光月おでん率いる赤鞘の侍達を
返り討ちにし処刑したこと。
その戦いでカイドウさんが傷を負ったこと。
そしてあのヤマトが「光月おでんになりたい」と
言い出し一週間も暴れ続けていたこと。
キ「それで怒ったカイドウさんは鬼姫に手錠をかけ岩屋に閉じ込めた」
『そんな…』
キ「一ヶ月は外に出すなとカイドウさんの命令だ」
どうしてそこまでするの…実の子でしょ？
おでんになりたいと言い出したヤマトを
容赦なく殴りつけたと聞いた時は血の気が引いた。
私の知ってるカイドウさんは
不器用ながらもヤマトを大切に思ってたし
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憧れる対象が敵だからいけなかったの？
だとしても、こんなのあんまりだよ。
『カイドウさんのところ行ってくる』
キ「…親子喧嘩に口を挟むな。お前は大看板だろ」
『大看板…か。そうだね』
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まあや(プロフ) - 箱さん» 箱さん、この作品を読んでくださりあたたかいコメントまでありがとうございます。とても励みになります！ (2023年1月17日 0時) (
レス) id: 6ddb893b1b (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2023年1月16日 15時) (レス) @page50 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maaya | 作成日時：2022年9月29日 15時
