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side koki kawasaki
星輝との電話を終えた瞬間、楽屋にいたほぼ全員が走り出そうとしたけれど、全員で行くのは邪魔になると止めて、
Aさんの様子を見に行くことになったのは、俺、檜山、湧、うっちー。
檜 「 Aさん、朝廊下で会った時、顔色悪かったから、どうしてか聞いたら、寝不足だって言ってたんだよな、 」
もっと、気にかけるべきだった、ってスタッフさんの部屋に向かう途中に、悔しそうに言う檜山。
寝不足って、やっぱりその元彼さんとかが関係してるんだろうか、
スタッフさんの部屋に着いて、中に入ると、ソファーで上体を起こしてるAさんと、横にしゃがんでる星輝。
『 ...皇輝くん？...みんなも、どうしたの、 』
皇 「 ...星輝から、倒れたって聞いて、 」
『 ...そっか...ごめんね、心配かけて、星輝くんありがとう。練習戻って？ 』
星 「 ...うん、皇輝後はよろしく、 」
そう言った星輝が部屋を出て行ったのを見送って、Aさんの方を向くと申し訳なさそうに俺たちを見ていた、
『 ...みんな休憩中だったのにごめん、ただの寝不足なの...ちょっとクラっとしちゃって、』
『 もう大丈夫だから、 』
無理して笑ってる姿が痛々しくて、
大丈夫、な訳ないじゃん。
皇 「 Aさん、湧達から聞いたんだ。昨日の事。 」
『 ...うん、 』
元 「 ごめん、話した... 」
皇 「 俺達の事、巻き込みたくないって気持ち、ずっとAさんと一緒にいたからわかるよ。...でもね、俺達もAさんと出会った頃よりも成長してるんだよ。 もちろんジャニーズとしてもだし、1人の男としても。 」
皇 「 頼りないかもしれないけど、そんな状態のAさん、ほって置けない。俺達にとって何か悪い方向に行くかもしれなくても。それくらいAさんが大事なんだ。 」
『 ...っ、 』
俺の、俺達の、言いたい事は伝えた。
俯いて、表情が見えないAさん、
少し経って、何があったか、絞り出す様な声で話してくれた。
『 …私がここで仕事をする前に、少しだけお付き合いした人がいるんだけど... 』
『 ...その頃ね、私もいろいろあった時期だったから、年上だった彼にすごく助けられたの。 』
『 ...でも、私が働くようになって少ししてから、彼が私の事を束縛するようになって... 』
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作者名：あい | 作成日時：2023年3月23日 2時
