No.29 蹴落とされ ページ30
「一面地雷原！！！怒りのアフガンだ！！地雷の位置はよく見りゃわかる仕様になってんぞ！！目と脚酷使しろ！！
ちなみに地雷！威力は大したことねえが、音と見た目は派手だから失禁必至だぜ！」
「人によるだろ」
『いや、エンターテインメント』
「エンターテインメントしやがる」
一面に広がる平野。なんと地雷が埋め込まれているそうな。
これは先頭ほど不利な障害だ。でも、初っ端から飛ばしすぎるのもよくない。もうすぐゴールだし、個性の使用は控えよう。
「はっはぁ俺は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿......
関係ねー！！」
そう考えて目を凝らし、出来るだけ早く進んでいると、爆豪が爆破を起こし、飛びながら追い付いてきた。
そら上飛べば関係ないわな。
「てめぇ、宣戦布告する相手を間違えてんじゃねぇよ！！」
「ここで先頭が変わったー！！喜べマスメディア！！お前ら好みの展開だああ！！後続もスパートかけてきた！！！
だが、引っ張り合いながらも...先頭三人がリードかぁ！！！？」
言葉こそしょうのみに掛けているものの、邪魔は私に向かってもしてくる。
それを飛んだり逆にやり返しをしてりして避ける。
いや、本当に面倒くさいな。
突如、後方から大きな爆発音が鳴り響いた。それを起こした犯人は.....
「後方で大爆発！！？何だ、あの威力！？偶然か、故意か＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿...
A組緑谷、爆風で猛追ー！！！？」
『っへぇ！気に入った』
毎回何かをやらかしてくる、緑谷君。
そして暇もなく.....
「っつーか！！！抜いたあああああー！！！」
「デクぁ！！！！！俺の前を、行くんじゃねぇ！！！」
「後ろ気にしてる場合じゃねぇ...！」
『おもしろい...！いーじゃんやったる！』
「元・先頭の三人、足の引っ張り合いを止め緑谷を追う！！共通の敵が現れれば人は争いをやめる！！争いはなくならないがな！」
「何言ってんだ、お前」
ひざし君がよく分からないことを言っている間に、緑谷君に追い付きそうになった私たち。
でも、それをさせないと言うようにロボの破片を思い切り地面に叩きつけ、爆破を起こす緑谷君。おかげで私たちは一瞬、止まってしまった。
「緑谷、間髪入れず後続妨害！！なんと地雷原即クリア！！イレイザーヘッド、お前のクラスすげえな！！どういう教育してんだ！」
「俺は何もしてねぇよ。奴らが勝手に火ぃ付け合ってんだろう」
「サァサァ、序盤の展開から誰が予想できた！？」
「無視か」
続く (更新停止中)
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作者名：ミカ | 作成日時：2018年2月15日 7時
