No.17 敵の目的 ページ18
救助訓練にUSJに来ている最中、敵が襲撃してきた。相澤さんが指示を出したが、それを無視して敵の元まで行く。
ごめんなさい、相澤さん。
「おいおい嬢ちゃん、一人で何してんだぁ？」
『！』
敵の元へ向かって走っていると、大勢の敵に囲まれた。向こうから来てくれたようだ。
「なんだ、怖くて逃げちゃったのか〜？」
「ガキ一人なら、余裕だな」
「しかも、自分からこっちに来るなんてなぁ！」
「たっぷり可愛がってやるよ、お嬢ちゃ〜ん」
『.....』
しかも随分と舐め腐ってもらってるようだ。女で、子供一人だからと...。まぁ、それならば好都合だ。
『.....はっ、雑魚』
「.....あ？」
「てめぇ、調子乗んじゃねーぞ！！」
少し煽れば乗ってこちらへと向かってくる。本物の雑魚だ。どうせ
『そういう所が雑魚だって.....言ってん、の！』
「はっ.....！？」
「んだ、これ.....体が、ぐぁっ！！」
指を下へ向け、重力をかけて敵を地面にめり込ますように沈める。すると、すぐに気絶した。
が、次々に大勢の敵がこちらへ向かってくる。さっきと同じようにしたり、挟み撃ちの時は自分を浮かせ、敵を加速させてぶつけ合わせたり、普通に武で応戦したりして、難なく切り抜ける。
『はっ、はっ.....大分減ったか』
「おらぁ！！！」
『っと！』
「がはっ！！」
こんな雑魚ばかりを集めて、数のみで勝とうとしたのか。本当にやばそうなのは三名程...だが、それだけで雄英を襲うなど、そんな馬鹿な真似をするのだろうか。否、しないだろう。普通、人がいる時間帯に入ってくること自体もおかしい。
絶対的な
「ひ、ひっ.....！！」
「ははっ、情けないなぁ.....そうだ、教えてよ」
私に怯えて、座り込んでいる敵に話しかける。話しやすそうな奴のみを残し、他は倒した。
『ここに来た理由は何？』
「オ、オールマイトを殺すため、とだけ.....っ」
.....は？
『.....ふぅん。で、それが出来るから来たんでしょ？その策は何』
「え、ぇと.....手を付けた人と霧の人、脳剥き出しの奴でやるって.....」
『.....そう。ありがと』
全てを吐かせたあと、一応礼を言って地面に沈めた。直後、向こうで嫌な音が聞こえた。
【A.....？】
【A.....！】
【.....A、悪ぃ】
『.....行こう』
もう誰も、失わせない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミカ | 作成日時：2018年2月15日 7時
