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なんだか、後ろからすごい圧を感じる。
そして、嗅ぎ覚えのあるいい香りがした。
男物の香水。
うん、この香りは間違いない。
私達は、恐る恐る、振り返った。
すると。
「よお。三橋、伊藤〜」
銀髪オールバックの狂犬が、ポケットに手を突っ込んで、ものすごい形相で立っていた。
今まで見た中でも、ダントツの怖い顔。
相良くんの後ろには、相良派の下っ端くん達も。みんなすごい怖い顔で、こちらを睨みつけていた。
「ゲッ、開久」
三橋くん、呟く。
「なあ、うちの先公になんか用〜？」
相良くんが怒りを押し殺した様に言うと、
「おいっ、Aちゃん、開久の先公だったのかよ！」
と、伊藤くんがのけぞった。
それを聞くと、三橋くんは「まじかっ」と私の肩から手を離して、おどけた顔をして後ろに下がった。
それと同時に、相良くんも素早く私の腕を掴んで、
「きゃっ！」
自分達の方へ引き寄せ。
下っ端くん達が、相良くんから私を受け取ると。
三橋くん達から守る様に、私の前に立ちはだかった。
一瞬の出来事だったけれど、なんだか仲間にしてもらえたみたいで、うれしかった。
「もう行きましょ！」
理子と呼ばれた女の子、不安そうな顔で、三橋くんと伊藤くんの腕を引っ張る。
相良くんは、三橋くん達が離れて行くのを確認すると私を振り返り、鬼の形相。
「おい、A！なんでアイツらといるんだよ！」
と、私の両肩を掴んで、乱暴に揺さぶった。
私、首がガクガクして、むちうちになりそう。
痛っ。
相良くんの指が肩に食い込む。
これは本気で怒っているみたい。
瞳の中に、メラメラと炎が見える…。
その時、はるか遠くから、
「またねー！Aちゃーん！」
と、三橋くんの声と、
「もう三ちゃんたら！」
と、理子ちゃんの困った声が聞こえた。
相良くんは、遠くの三橋くんを威嚇する様に振り返る。
「ちがうのよ。ちょっとナンパされちゃっただけ！」
と、私が笑ってごまかすと。
「チッ」
相良くんは、乱暴に私を突き放し、
「…テメェはスキがあり過ぎんだよ！！」
と、吐き捨てるように言い、歩きかけてから。
「…まさか、余計な事言ってねぇーだろーな？」
と、ものすごい形相でガンをつけて来た。
こわっ。
「…言ってない！何も言ってない！」
命だけはお助けを…！
相良くん、私のひきつった顔を見て、舌打ちをし、
「三橋と伊藤には関わるな。」
と言い残し、下っ端くん達を連れて去って行った。
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ahirusansan - シオンさん» いつも見てくださって、ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年1月7日 15時) (
レス) id: 7544d346f2 (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - ahirusansanさん» 頑張ってください！ (2019年1月7日 6時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 元キャバ嬢で先生って設定初めて見ました！話もとても面白くていつも見てます！これからも更新頑張ってください！ (2019年1月6日 21時) (レス) id: 5b3c942593 (このIDを非表示/違反報告)
ahirusansan - クソすぎる駄作者さん» ありがとうございます！更新遅めでごめんなさい！37あたりに付け足し入れました〜 これからも頑張ります！ (2019年1月6日 18時) (レス) id: 7544d346f2 (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - 設定やストーリーが色っぽい…wめっっっっちゃワクワクしながら見てます！ (2019年1月5日 2時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ahirusansan | 作成日時：2018年12月13日 0時
