第21話 丑三つ時の狐にご用心 ※JK※ ページ23
小さめに、ジョングクの部屋のドアをノックしてみた
出来れば寝ててほし…
JK『来て、魚様』
起きてやがった…
部屋に入るとベッドを覆うレースのカーテンの向こうで
ジョングクがまあるいクッションを抱きしめてるのが見える
相変わらずお面はつけたままだ
魚「寝ろ」
あたしにそう言われたジョングクは自分の周りにクッションを集め始めた
きっちり自分をクッションで囲むとあたしの方を見てくる
JK「魚様…お願い事しても、いいですか？」
魚「…なに」
部屋に入ってドアを閉めたあたしはベッドに近づいた
JK「ここ、座って…？」
首をかしげながら自分の横をポンポンしてる
ベッドのレースに手を突っ込んで横によけると
ジョングクは四つん這いになってそのあたしの手首をつかんできた
首をかしげて『くっくっ』って手首を引っ張ってくる
適当に彼の横に腰を下ろすと
ベッドがはねてジョングクが揺れてる
魚「なに」
四つん這いのまま、顔をぐ〜っと近づけてきたジョングク
首を『コテンッコテンッ』って左右に倒してあたしの事を観察してる
JK「…なんだかいい匂いがしますね」
魚「あぁ、花魁達の着物のお香じゃない？あたしが着せてるから」
JK「(すんすん)……ほう…」
じりじりと四つん這いで近づいてきて
あたしの口元の布に手を伸ばしてきた
でも指を曲げたり伸ばしたりして触れるのに躊躇してる
…なんか雰囲気が悪いな
JK「とってもいいですか」
低い声で呟いたジョングクは布越しに私の唇を突っついた
魚「触んな」
JK「…………………」
数秒うつむいたジョングクはパッと顔を上げて
後ろで半開きになってたレースのカーテンをきっちり閉めた
あたしの顔を見つめたまま
ベッドの外に伸ばしたあたしの脚の上に『おすわり』した彼が
『ふ〜っ』っと深く深呼吸をしたのがお面の向こうから聞こえる
JK「きすしていいですか」
ほぼ息だけでそう言った彼は自分のお面に手をかけた
魚「できるもんなら笑」
あたしがそう言うとジョングクはお面をゆっくりと上にずらして
口元だけ出して手を止めた
JK「ありがとう………」
ぐにゃ〜っと唇をゆがめてそう言った彼は
布を隔ててあたしにキスをしてくる
唇に噛みつかれて痛くて逃げたら
どういうつもりなのか、あたしの肩を爪を立てて掴んできた
JK「ん…ん……っ…
ね、魚様。
明日はとってもいいですか」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 727人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
唐辛子マン(プロフ) - りんごさん» コメントありがとう！！！！唐辛子も結構この作品好きになってきたかもしれない笑これからも待っていてくれ！！！！そして敬語なんて排除していけ！唐辛子に敬語使うなら赤ちゃんに敬語使った方がいい！！！！ (2020年5月29日 12時) (
レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 唐辛子マンさん、いつもおもしろいもの読ましてくれてありがとうございます。ふぁんです。この作品が1番好きです。テテさん美味しいとこ持っていきますね...ムフフ。これからも楽しみにしてます！ (2020年5月29日 11時) (レス) id: a55cab64a7 (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - すいさん» ユンギさんホント好き…でもなぜかテテが最初にかましてしまった…書いてる唐辛子自身も戸惑っている（？） (2020年5月29日 11時) (レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - シエルさん» ありがとう！！！！初めて言われたよ… (2020年5月29日 11時) (レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子マン(プロフ) - sports drinkさん» 最初との雰囲気差でちょっと詐欺してしまっている気分笑 (2020年5月29日 11時) (レス) id: 6a687c873b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：唐辛子マン
| 作成日時：2020年5月19日 0時
