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「先輩が今までどんな気持ちで周りと関わらないようにしていたのか考えてなくて、知らないうちに先輩を傷つけていたかもしれないです。
でも、冷たいふりしても先輩が本当は優しくて温かい人って知っちゃったから友達になるの諦められなくなりました。」
だって私の悪口が聞こえないように耳を塞いでくれたんだよ。
泣きそうになった時も笑わせてくれた。
バスで転びそうな時も助けてくれて、ウユと昼寝している時は穏やかな顔をしてて。
先輩は優しくて温かい人。
「すぐ忘れるから僕といても思い出も何も残らないよ。」
「私が覚えていればそれでいいです。」
「日記とかメモ帳に記録していることも全部に目を通せるわけじゃないし、同じことを何度も説明させるかもしれない。
」
「私、ミョンホ先輩と話すの好きです。同じ話題でも苦じゃないですよ。
毎週初めて会う日は友達になってくださいって言います！」
ずっと俯いて話していた先輩が顔をあげた。
目が合って私がニコッと笑えば、先輩の目から静かに涙が零れた。
「名前、ミョンホは韓国名なんだ。僕中国出身で本当はミンハオって言うからそう呼んでくれる？」
手の甲で涙を拭いながら先輩はそう言った。
「…！じゃあ！」
「…そんなに頼まれたら断れないよ。」
ずっと張り詰めていた何かが緩んだかのように初めて笑顔を見せた先輩。
嬉しくなって気分が高揚する。
「ミンハオ先輩〜！」
「…………」
調子に乗って私がそう呼べば先輩は少し照れたのか顔を逸らした。
「もう昼休み終わるから教室戻るよ。」
「え〜！時間ギリギリまで一緒にいましょうよ〜！」
「無理。」
「話し足りないです！今日は一緒に帰りましょうね！」
早歩きで教室へ戻っていく先輩の後を追いかけながら私がそう言えば
「分かったから静かにして。」
とミンハオ先輩がいつものトーンで言った。
でも、いつもと違って先輩は笑っていた。
だから私も嬉しくて笑顔になる。
1週間しか記憶が残らなくても、また仲良くなればいいんだから大丈夫。
この時の私はそう思っていた。
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サンチュ(プロフ) - あのさん» わーコメントありがとうございます！ハオちゃんメインの作品少なめですよね！お褒め頂けて嬉しいです！そしてお優しい…さすがハオちゃんペン…😭これからも更新頑張りますので、あのさんも体調にはお気をつけ下さい！ (2022年12月3日 11時) (
レス) id: d50821326c (このIDを非表示/違反報告)
あの(プロフ) - コメント失礼します。ハオちゃんペンなのですが、占ツクにハオちゃんメインの作品が少ないな...と思っていたところでこんな素敵な作品に出会えてとっても幸せです❕最近は冷え込みが厳しくなってきていますが、体調にはお気をつけて更新頑張ってください🥺 (2022年12月2日 19時) (レス) @page39 id: 6565fe37a1 (このIDを非表示/違反報告)
サンチュ(プロフ) - 寿美?.*ﾟさん» 初めまして！コメント嬉しいです！ありがとうございます！更新を楽しみに過ごして頂けてるなんてありがたいお言葉…(TT)これからも頑張るのでよろしくお願いします〜！ (2022年11月26日 11時) (レス) id: d50821326c (このIDを非表示/違反報告)
寿美?.*ﾟ(プロフ) - 通知が来てすぐ読みに来ちゃいました！最近この話が更新されるのを楽しみに過ごしてますwwwこれからも応援してます！コメント失礼しました(*´∀｀*) (2022年11月26日 0時) (レス) id: 8356092332 (このIDを非表示/違反報告)
サンチュ(プロフ) - fuyu0526さん» はじめまして、コメントありがとうございます！好みにドンピシャだなんてお言葉嬉しすぎます〜！考察もしながら読んでくれてるんですね！更新頑張りますのでこれからも主人公とハオちゃんを見守ってあげて下さいませ( т т ) (2022年11月25日 23時) (レス) id: d50821326c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サンチュ | 作成日時：2022年11月15日 21時
