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Side BLACK
「北斗さん、なにか買い物はありますか？」
「あ、ほんとに？ありがとう。そしたら…」
いくつか必要なものや今日の昼食をマネージャーにお願いして、検診の間に買い物に行ってもらうことにした。
「こんにちは。北斗さん」
「おー、秋山くん！」
看護師の秋山くんがマネージャーと入れ替わりで入ってくる。
「とりあえず、血圧と採血、やっちゃいますね」
「はーい」
これぐらいは普段の検診でも行うものだけど、健康診断ってどんなことしてたっけ？
なんて考えながら、抜かれていく血を見つめる。
……もし、検査結果が悪かったら…
仕事ができないアイドルは、SixTONESに要らないのではないか。
俺がSixTONESにいるのは、迷惑になってしまうのではないだろうか。
そんなことが頭を過ぎった。
「北斗さん、大丈夫？
痺れたり、気分悪かったりする？」
少しボーッとしていたからそう思ったのだろう。
秋山くんが声をかけてくれた。
手のひらを開いて閉じて「大丈夫」と少し笑うと、安心したようだった。
次は血圧計に腕を乗せて機械を巻かれて、圧力をかけられる。
「……ちょっと低血圧だね。
まぁ髄液穿刺もあるから緊張してるんでしょ」
一定時間がたって、シューッと圧力が下げられたとき、黒田先生が戻ってきて、そう言われる。
「決めつけないでよ」
ギクリ、としたことは顔に出さないようにして、秋山くんから検尿キットを預かる。
「……いっつも思うんだけど、タイガーマスクって以外になんか知らないの」
キットに書かれたのは“タイガーマスク”の名前。
小さくQRコードが入ってて、俺のってのは事前登録済みらしい。血液検査に回す採血用品のにも同じようにそう書いてある。
実際に検査結果を出してくれるのは、顔も知らない検査技師さんだったり、病理の先生だったりだから。
「良いだろ。
戻ってきたら、身長体重、視力聴力測って…胸部のX線撮って。準備終わったら呼んで」
「分かりました」
黒田先生はまたどこかへ消えていき、秋山くんが頷いた。
諸々を終えて、X線の時に着替えた検査着のまま秋山くんと診察室に戻る。
「あ〜、…やだ」
慣れてるけど慣れない。
待っている最後の砦に駄々をこねながら、とりあえずうつ伏せになった。
「はい、お待たせ。」
黒田先生がやってきた。
両手に手袋をはめて先ほどまできていた白衣とは別の黒いスクラブ姿で。
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H.M. - あーちゃんさん» ありがとうございます。年齢設定がしてあるようで表示されませんでした。【夢の中で】は読めないようなので【Rollin'シリーズ】のほうを楽しみにしていたいと思います。お手数おかけいたしました。 (2020年3月3日 11時) (
レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» 拍子ではなく、表示でした。失礼しました。よろしくお願いします。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - H.M.さん» ←「あーちゃん」を開いて頂くと、私の作者ページに飛ぶと思います。そちらで拍子できない場合は、18歳以上の年齢設定をしてないと思われます。申し訳ございませんが、これ以上のお答えは出来かねますので、ご容赦ください。ありがとうございます。 (2020年3月3日 9時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
H.M. - 【夢の中で】をどうすれば読めるでしょうか?よくわからなくて… (2020年3月3日 8時) (レス) id: 419573d787 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - y_さん» いつもご愛読、コメントありがとうございます（ ; ; ）またお楽しみいただけるよう頑張ります！ (2020年3月2日 22時) (レス) id: 2a9750e174 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちゃん
| 作成日時：2020年2月7日 16時
