_ ページ13
side BLUE
序盤は順調。
24時間ランナーの企画や、世界記録を目指すものなど、大まかな企画の導入編という感じ。
ふっかさんと俺を中心に企画の趣旨説明とかになるから、わりと神経を使うけど。
そして、やっと。いや、あっという間に？
変な時間感覚でドラマの時間前最後のコーナーがやってきた。
今回のドラマ主演は、ラウール。
ジェシーも兄役で出演。
戦争に関連する内容で、米国の父と日本人の母との間でもがく2人の熱演は評判も高く、
ファンの間では舞台の少年たちをインスパイアしたようなシーンがあるから、話題性も高い。
それに合わせて、今年もジャニーさんの追悼企画もあったりして、本当に凄い人なのだと実感する。
ジャニーさんの映像や、少年たちの過去映像がちょこちょこ使われているのを見て、泣いているわけじゃないけど、皆必死に笑顔を作ろうとする。
北斗はもちろんそうで、優しい顔で慎太郎が背中を撫でる。
｢無理すんな｣
｢…っ、ありがとう｣
映像を見ているあいだ、座っておくことに全くの問題は無いんだけど、どうしてもカメラで抜かれてしまうし、お客さんもいるから、気は抜けない。
気持ち的にも辛くなってきたかな。って、ところで、VTRが終わり、皆が立ち上がる。
_______________ガタッ
と音がたった。
同時に客席にキャッという声も。
咄嗟に横を見たかったけれど、進行の俺にはそんなことは出来ない。
｢ジェシー、いかがですか｣
俺のセリフだったけど、ふっかさんが代わりに言ってくれた。
｢_______｣
ジェシーが何をゆってるかも分からず、北斗のいる方を見ると、高地と慎太郎が少し北斗に身を寄せていた。
気付けば岩本くんに肘でつつかれ、
｢ラウールはどうだった？｣
俺は北斗から視線を外した。
｢｢それでは、お楽しみください｣｣
ジェシーとラウールでどうぞ、なんてやって、
会場には拍手が沸いた。
まだダメだ、ここにいるお客さんへ。
ファンサービスだ。
｢皆さん、ご協力頂きありがとうございました！｣
そんな感じで手を振って、お辞儀をして、
募金活動をしている所へ移動…
になるんだけど、ちょっと北斗無理だな。
全員行く必要も無いし、今後もそういう展開になる時は訪れるから、数名ずつ、募金の列に並んでる皆さんのところへ。
SixTONESからはジェシーときょもが対応してくれて、高地と慎太郎が北斗を舞台裏に歩かせる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 479人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あーちゃん(プロフ) - Sakuさん» お楽しみいただけて何よりです〜こちらこそ、ありがとうございます！LOCKLOCK続編もお楽しみに〜 (2019年10月13日 23時) (
レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
Saku(プロフ) - BLACK読ませていただきました！最高でした！ありがとうございます またたまにある黒田先生との絡み楽しみにしてますね笑 これからも無理なく更新頑張ってください！ (2019年10月13日 17時) (レス) id: 6e7b6bb8a7 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - ななさん» ありがとうございます〜♪はい！是非ともパート3でも遊びに来てください！嬉しいですー！頑張ります(^^) (2019年10月12日 7時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうございました。辛くて切ない中にも、みんなの優しさやあたたかさを感じられてとても素敵なお話でした。移行先でもあーちゃんさんの小説を読めるのを楽しみにしております。 (2019年10月11日 22時) (レス) id: e1e336f268 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - くりさん» ありがとうございます〜！けっこう難しかったですが、私も楽しみながら書かせてもらいました！またお願いします〜 (2019年10月8日 6時) (レス) id: fc9b1a9ec8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あーちゃん
| 作成日時：2019年9月20日 12時
