2 ページ2
(ジョングクside)
｢いつもAが見てるアニメの最新話が上映されてるみたいだからこれ見ようか！｣
『最新話…！！楽しみです！』
｢その前に先ずはーー｣
『まずは？』
｢ポップコーンとコーラを買わなきゃね！｣
『ポップコーンとコーラってなんですか？』
不思議そうに立っているAの手を引いて販売所に並びポップコーンとコーラを2個買う。
Aはポップコーンの大きさに驚いていて可愛い顔が今日はよく見える。
ポップコーンは僕が持ってAにはコーラを持ってもらう。
｢とりあえず座ろうか｣
『はいっ！』
指定された座席に座りまだ明るい館内でポップコーンを手に取りAの口に入れる。
バター味のポップコーンに目を輝かせているからコーラも飲ませてみる。
『しゅわしゅわします…！！』
｢美味しい？｣
『美味しいです！ヒョン、ありがとうございます！』
ヒョンって急に呼ばれたものだから心臓が煩いくらい音をたてる。あまりの可愛いさに顔を近づけた瞬間、辺りが暗くなり映画が上映されてしまう。あと少しだったのに。
『ヒョン！始まりました！！すごく大きいですね』
コソコソと耳元で囁くからその可愛いほっぺに誰にも見つからないようにキスをする。驚いてこっちを見るAに画面を指刺せば静かに頷いて上映されている画面に釘付けになる。
上映中もAはお利口で、静かに映画を見ているしそんな真剣なAを見つめながら時々、いたずらにポップコーンを口に持っていけば黙ってそれを食べる。可愛いなぁ、なんて見ていると
『ヒョン…ハンカチありますか…？』
｢えっ、ちょっと待ってて｣
エンドロール間際でAが泣き出してハンカチを差し出せば画面を見つめたままポロポロと涙をこぼす。
全然内容を見てなかった僕も画面を見つめて主人公の生い立ちにうるっときてしまう。
そしてエンドロールが流れ館内が明るくなると目を真っ赤にしたAが抱きついてきた。
｢大丈夫？｣
『大丈夫です。ちょっと寂しくなっただけで』
｢そっか｣
子供に見せる映画にしては内容がシリアスだったもんなぁ。もっと明るいのを選ぶべきだっただろうか。
そんなことを考えていると周りのお客さん達も立ち上がり館内を出ていく。
抱きついたままのAを抱き上げて外に出る。飲み終わったコーラとポップコーンも備え付けのゴミ箱に捨てているとガバッと顔をあげるA。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 349人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アメスピ(プロフ) - レイさん» 初めまして！読んでくださりありがとうございます！更新遅めですがまた読んでいただけるように書いていきます(^^)ありがとうございます！ (2021年4月12日 21時) (
レス) id: 92061b1d69 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 初めまして！とても素敵な作品に出会えました！！更新楽しみにしています(´∀`) (2021年3月26日 8時) (レス) id: 5f8f733f69 (このIDを非表示/違反報告)
アメスピ(プロフ) - リナさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月26日 1時) (レス) id: fcee7b39a8 (このIDを非表示/違反報告)
リナ - アメスピさん» 主さんのペースで頑張ってください(о´∀`о) (2020年4月25日 23時) (レス) id: 7d77ab2410 (このIDを非表示/違反報告)
アメスピ(プロフ) - リナさん» リナさん初めまして！読んで頂けてすごく嬉しいです！更新遅めですがこの先も読んで頂けたら嬉しいです！コメントありがとうございます。 (2020年4月25日 23時) (レス) id: fcee7b39a8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アメスピ | 作成日時：2020年1月21日 21時
