7 ページ7
(ジョングクside)絡有
「お母さんに会いたかった?」
『会いたかったけど、あの冷たい目を見るのが怖いんです…。それに僕だけ幸せになったのを知ったら怒ると思うから』
「僕はAを傷つける人に会わせたくない」
僕の言葉にAは頷くと『はぃ…』と呟いた。
簡単には消せない記憶が本当に忌々しい。
冷たい身体を抱きしめてAの頬に触れる。
「なにも考えられないようにしてあげようか」
『…? どうやって…っ』
抱き上げたAを連れて自分の部屋へと戻り鍵をかける。
驚いているAに口付けてパジャマを脱がせれば赤い痕が残る肌に触れる。そんな気分じゃないと拒絶されるかと思ったけど僕の手を握り『忘れさせてください…』と囁いた。
「逃げなくていいの?」
『ジョングクさんから逃げたりしないです』
「A、好きだよ。手放したくないくらい」
繋いだ手に力を込めれば弱々しくAは微笑む。
白い肌に顔を埋めネックレスをしていない首に舌を這わせゆっくりと愛撫していく。何回目かの行為でなにをされるか理解しているAは顔を赤くして僕を見つめる。
月明かりだけの部屋で少し乱暴にキスをして下を濡らしていく。
ゆっくりと腰を進め小さな身体に入れればAの瞳から涙が零れる。それを悟られないようにしょうと手で拭おうとするから腕を掴み阻止する。
「泣くの我慢しなくていいから」
『んぅ…っ』
「全部忘れさせてあげる」
Aに覆い被さり揺れ動く身体。
甘美な声に大きな瞳からは沢山の涙が零れる。それを舌で舐め取れば背中に腕を回し甘えてくる。それでいい、今は僕の事だけを考えればいい。
「A、僕を捨てないで…愛してるんだ…」
『ジョングク…さ…ん…っ…』
「ずっと側にいて」
柔らかい肌に痕を残しながら囁けば頷く小さな身体。
何度でも伝えてあげる。本当に君がいなきゃダメなんだ
きっと君と同じくらい怯えているのは僕の方。
377人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アメスピ(プロフ) - しゅが 。さん» しゅが。さん1話から読んで下さりありがとうございます!大好きと言って貰えてすごく嬉しいです!ゆっくり更新になりますがこの先も読んで貰えたら嬉しいです!ありがとうございます! (2019年9月20日 3時) (レス) id: d7bf211220 (このIDを非表示/違反報告)
しゅが 。 - うわああ更新待ってました…!このシリーズのお話1から読んでて…!とっても大好きだったので久しぶりの更新嬉しいですほんとに( ; ; ) (2019年9月19日 16時) (レス) id: 46ae974855 (このIDを非表示/違反報告)
アメスピ(プロフ) - ラッピーさん» ラッピーさん有難いコメントありがとうございます。仕事がバタついていたので更新出来なかったのですが落ち着いてきたのでまた新しい話を書いていこうと思います。楽しみにして頂けて嬉しいです。ありがとうございます! (2019年9月19日 13時) (レス) id: d7bf211220 (このIDを非表示/違反報告)
ラッピー(プロフ) - アメスピさん。お元気でいらっしゃいますか。このお話が大好きです。またいつか更新されることを楽しみにしています。 (2019年9月16日 16時) (レス) id: 3b02c1c542 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アメスピ | 作成日時:2019年5月26日 18時