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ウソップ「実はうちの一味であいつが１番疑い深い」
「１番…ですか…」
ウソップ「ん？って思っただろ？助けに来たのはゾロだもんな」
「はい…」
ウソップ「ルフィ以外の奴らが手紙の内容に対して半信半疑だった。でもゾロだけは最初からお前の手紙を信じてた」
「疑い深いのにですか…？」
ウソップ「直感だってさ」
「直感…」
ウソップ「色んな偶然が重なったんだなと思った。ゾロが瓶を釣り上げて。それを捨てようとしたのをやめて。手紙を読んで。そして直感で手紙の内容が本当だと信じた」
ゾロさんが瓶を釣り上げなかったら。
ゾロさんが手紙を読まずに瓶を海に捨てたら。
想像するだけで鳥肌が立つ。
ウソップ「俺ならすぐ言うけどな。手紙を拾ったのは俺だって。でもあいつはそんな恩着せがましい事は言わないからさ」
「私も言っちゃうと思います…」
ウソップ「海賊は船長の命令は絶対なんだ。ルフィが助けに行く選択をしなければお前は助からなかった。まぁ、あいつが助けないなんて選択はしないけどな。でもさ…」
そう言うとウソップさんは部屋の隅でお酒を飲むゾロさんに視線を移した。
ウソップ「ゾロが瓶を釣り上げなきゃ始まらなかった。最終的に助ける判断をしたのはルフィだけど俺はお前を助けたのはあいつだと思ってる」
「 ( ゾロさん… ) 」
ゾロ『お前を助けに来た』
「感謝しかないです…本当に…」
このタイミングで言うと注目の的になりそう。
それは何だか恥ずかしい。
でもいつか手紙のお礼が言いたいな。
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作者名：トモ | 作成日時：2023年1月27日 16時
