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サンジ「おい、乱暴にAちゃんの手を掴んでんじゃねぇよ」
ゾロ「乱暴には掴んでねぇだろ」
そう言うとゾロさんは手を離した。
「サンジさん…あの…」
サンジ「何だい？プリンセス」
プリンセス…
むず痒い…
「私が持ってきた食材で作ってもらえますか…？」
サンジ「お安い御用さ。君のお願いなら何でも聞くよ」
「ありがとうございます…もったいないので…ん？」
サンジさんは片膝をつくと私の手を優しく握ってきた。
サンジ「女神と呼ばれるのはこりごりかもしれないが君は女神のように優しい」
「ハハ…そう…ですか…？」
サンジ「何て可愛い笑顔なんだ。うちのクソ剣士が荒々しく手を掴んで悪かった」
ゾロ「早く飯を作れって言ってんだろ。ぐる眉」
ゾロさんとサンジさんは同い年。
こんな感じの関係性は意外とガチ不仲ではなかったりする。
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サンジさんがご飯を作っている間。
ナミさんがこの世界について教えてくれた。
この世界に生きる人間なら通じる常識。
その中に��悪魔の実��と言うものがあった。
悪魔の実とは特殊な能力を得る事ができる果物。
しかしその代償として能力者はカナヅチになってしまう。
ルフィ「俺の腕を引っ張ってみろ」
言われるがまま腕を引っ張るとゴムのように伸びた。
「うわ…凄い…」
でも悪魔の実の能力者はルフィさんだけじゃない。
チョッパーさん、ロビンさん、ブルックさんも。
この世界で１番驚いたのはこれかもしれない。
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作者名：トモ | 作成日時：2023年1月27日 16時
