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時刻は夜の１０時。
店の片付けや家事が終わり、寝床についたのだが。
「眠れない…」
何度も寝返りを打ち、寝る事に集中するが眠れない。
シャンクス『好きなんだ…お前が』
「嘘じゃない…よね…」
シャンクスさんの目は真剣そのもの。
私に対する気持ちは本当なんだと思う。
「海賊かぁ…」
シャンクスさんの船に乗れば私はもう一般市民ではない。
海賊だからこそ経験できる事もあるだろう。
しかしただ素敵な景色を見れるだけじゃない。
痛い思い…辛い思い…何でも食らっていく覚悟が必要だ。
「でも…シャンクスさんがいれば…」
シャンクスさんがいれば…ベックがいれば…皆がいれば。
泣く事よりも笑う事の方が多いんじゃないか…とも思う。
もしシャンクスさんのところに行くなら。
その前にロンさんとマミさんに話したい。
私が異世界から来た人間だと言う事。
そして今までの感謝を伝えたい。
「シャンクスさん…」
好き…なのかな。
「会いたい…かも…」
今日会ったばかりだけどもう会いたい。
それはもうそう言う事なのかな。
会ったら答えが出るかもしれない。
ぼんやりとした気持ちの輪郭がはっきりするような気がする。
「行こう…」
私は靴を履くと店の扉の鍵を閉め、港に向けて歩き出した。
シャンクスさんが夢を頼りに私を探してくれたように。
私も夢で見た赤髪海賊団の船を探しに行こう。
「少し寒いな…」
「あの…」
「はい？」
声をかけられて振り向くと若い男性が立っていた。
「あっ…喫茶店の…」
シャンクスさんとお茶をした喫茶店の従業員だ。
私に何か用でもあるのだろうか。
「何でしょうか…」
「俺が狙ってたのに…」
「え？」
「俺のものにならないなら…」
「赤髪のものになるくらいなら…」
グサリ…
「さようなら…残念だよ」
ドサリ…と音を立て…
私はその場に倒れた…
「ハァ…ハァ…」
お腹を刺された…
息ができない…
誰か助けて…
痛い…
痛いよ…
「シャンクス…さん…」
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トモ(プロフ) - つくねさん» 我慢していた理由に感動しました！最後にとっておくとハードルが上がってしまうんじゃないかと思いましたが最高と言う感想が頂けて嬉しい限りです！ありがとうございます！またいつか喜んで頂けるような作品がお届けできたらなと思います！私も大好きです！ (6月16日 18時) (
レス) id: f0b4f41fe2 (このIDを非表示/違反報告)
つくね(プロフ) - ずっと気になってた作品で、読んでしまうとトモさんの作品を全て読み終えちゃうので我慢してました笑！！もーー最高でした泣！これからも更新楽しみに待ってます！頑張ってください〜！！大好き過ぎます(´；Д；`) (6月14日 7時) (レス) id: ba622fddf3 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 塩キャラさん» こちらも読んで下さりありがとうございます！コメントも嬉しいです！苦戦した作品でしたが大好きと言って頂けて感謝しかありません！ (2月15日 12時) (レス) id: d8a4df2af1 (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラ - トモさんの他の作品を読んでこの作品に飛んできて一気見しました！ほんっとに設定から面白くって、大好きです。連投のようになってしまってごめんなさい🙇🙇 (2月15日 2時) (レス) id: 0c2b9f7699 (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - きよか。さん» 私の作品が生きる糧だなんて嬉しいです…！ありがとうございます！完結まで頑張ります！ (1月14日 15時) (レス) id: d8a4df2af1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トモ
| 作成日時：2024年6月30日 0時
