88話 ボロボロ ページ41
ヨナsaid
"ヘンデ、こいつ連れてけ"
"だから！私、怪我人！分かってる！？怪我人なんだってば！！"
"こいつ軽いし、猿みたいな奴だから役立つぞ"
"誰が猿だ！せめて獅子と呼んでくれ……って痛い！耳を引っ張るな！！"
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テ「ヘンデ、エースどうしたんだお前ら……つ」
『……た、ただいま…あ、師匠。お邪魔してます………』
へ「あ、長老もいたんだ。お帰り−……」
切り傷、擦り傷だらけのヘンデ
肩に矢が刺さったままのエース
二人がボロボロになって帰ってきた
隣に立つハクが顔を青ざめた
ム「ヘンデ、エースその傷は………」
ハ「上流で何があった！？」
ヘ「いやはや、ちょっと失敗しちゃった」
『…………ヘマした』
血の滲む頬を掻きながら、エースは苦笑い
でも、ハクが背中の矢を抜いた途端、ヘニャっと倒れこんだ
『……丸腰に矢、放ちやがっ…て』
ハ「…何があった？」
ヘ「上流に行ったらびっくり。火の部族のヤツらが川を塞き止めてたのさ
何それ新たなイジメ？みたいな
思わず武装したヤツらにケンカ売っちゃったのね
そしたらボコボコでポイよ」
『同じく。歯止めとして派遣されたにも関わらず、途中から参戦した
結果、投石に使った帯を紛失。矢は背中に刺さるは、服は乱れるは、生きた心地がしなかったね』
ハ「お前はただの自業自得だ」
『だって！！………やっぱ何でもない』
エースはイライラを全面に出しながら、黙る
背中の傷から凄く血が出てる
そんなのも忘れるくらいのことがあったのかな
イライラしてるのはエースだけでは無く、周りの男の人達は皆イライラしていた
「火の部族のヤツら、何してくれちゃってんだ？」
「俺らと戦争でもやんのか！？風の部族舐めてっと雷獣出すぞ、コラ！」
『…風の部族じゃないけど参戦しよっかな……』
「ハク様、俺に行かせて下さい」
.
.
.
ム「………待て…火の部族に手を出してはならん」
ムンドクが静かに口を開いた
「どうして！？ヤツら川を止めて、ヘンデを殺したんすよ」
『………さりげなく除外された』
テ「全身裂傷で死ななかった奴が、矢ごときで死ぬ訳がない」
『なに、私人間の資格剥奪された？』
私もエースの回復力は変だと思う………
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fruit - ハクのハが八「はち」になってますよ。 (2021年8月11日 0時) (
レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
コロコロオムレツ - そう、思って頂けて本当に嬉しいです！！ありがとうございます！ (2020年5月6日 17時) (レス) id: b67c3bf95a (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - 毎日更新を楽しみに待ってます！！夢主とハクの絡みが面白くて、気付いたらニヤニヤしながら読んでます笑 (2020年5月6日 16時) (レス) id: 8ecca9012c (このIDを非表示/違反報告)
コロコロオムレツ - ありがとうございます！ (2020年5月3日 10時) (レス) id: b67c3bf95a (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2020年5月3日 3時) (レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロコロオムレツ | 作成日時：2020年2月23日 11時
