81話 無礼者 ページ34
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『ゲホッ…お前なぁ！！』
早々に怒鳴ろうとしたが、起きたばかりの姫様の前で争うのも悪いと思い、罵声を飲み込んだ
ハ「…………誰が友達だ」
ヨ「え………じゃあ従者………」
しまった！
ハクと同時に姫様の元に飛び、ハクが口をふさいだ
ハ「あんたの名前はリナ。城の見習い女官という事になってる。
俺もここでは女官として扱う
いいな？」
『此処で姫とわかると色々面倒ですので。
あ、私は一部に顔が知れてるのでエースのままです』
コソコソと耳元で話す
こくっと頷いた姫様を確認すると側を離れた
ハ「いい娘だ………」
手を離したハクと同時に後ろを振り返ると、顔を隠したヘンデとテヨンの目を塞ぐテウが目に入った
あからさまな行動に殺意が芽生えた
ハ「テヨンが見てマズイことはなんもしてねーだろーがっ！！」
『人をイケないものを見るような目で見るんじゃない！！』
テ「だってなんかやらしいよハク様ー」
ヘ「エースとリナさんじゃ、なんかイケないものを見てる気がするよ−」
ハクがテウを、私がヘンデを蹴り飛ばす
失礼な！私は姫様に邪な感情を抱いてはいない！！
ヘンデを頭を拳でグリグリしていると、いつの間やらテウの腕から逃げ出したテヨンが姫様……否、リナの横に付いていた
テヨ「リナ、兄ちゃんは城ではどんな人なの？
俺が三歳の時に兄ちゃんは将軍になって、お姫様を守っていたから
俺、兄ちゃんの事あんまり知らねんだ」
なるほど、ハクに肩車されたのが大分前なのはそういうことか
痛い痛いと身をよじるヘンデの頬を引っ張りながら、そんなことを考える
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ヨ「………城でのハク………
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無礼者……」
『んんっ！？』
パッとヘンデの頬から手を離し、口に手を当てた
危ない、吹き出す所だった
ヨ「あ、イヤ無神経……
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あ、えと態度でかい……
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あ、ううん可愛くない…………」
こりゃ駄目だ
ぶはっと息を吐き、止まらない笑いに腹を抱えた
テ「ぶひゃひゃひゃひゃ！！」
へ「リナさん最高−−−−！！」
『天下一！！！アハハハハ！！』
ヨ「あ…………」
ハ「よーし、わかったもういい」
へ「かっかっかっ可愛くないときた！」
ハ「楽しそうだなヘンデ。こっち来いや」
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fruit - ハクのハが八「はち」になってますよ。 (2021年8月11日 0時) (
レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
コロコロオムレツ - そう、思って頂けて本当に嬉しいです！！ありがとうございます！ (2020年5月6日 17時) (レス) id: b67c3bf95a (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - 毎日更新を楽しみに待ってます！！夢主とハクの絡みが面白くて、気付いたらニヤニヤしながら読んでます笑 (2020年5月6日 16時) (レス) id: 8ecca9012c (このIDを非表示/違反報告)
コロコロオムレツ - ありがとうございます！ (2020年5月3日 10時) (レス) id: b67c3bf95a (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！ (2020年5月3日 3時) (レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コロコロオムレツ | 作成日時：2020年2月23日 11時
