第7話 ページ9
走った。
真冬の居場所なんて分からない。ここら辺の道も分からない。
とりあえず、トンネルまで走った。昨日の私の服を着て。
あ。光に言ってない。大丈夫か←
走って走って走って走って…
とにかくひたすら走っていると、とある公園から数名の男性の声。
真冬らしき声も聞こえる。
ここか…。
私は、何かを囲んでいる男達に近寄った。
「何…してるの?」
男達は、暴行する手を止め私を見た。
ヤクザ1「なんや姉ちゃん。可愛ええなぁ〜」
私はそれを無視して、真冬に近寄った。
ま「ア"ッ…え"っほッ!!ハァ…ハァ…どう…して…君が…ぇほっ…」
「喋るな。血…出てるから。」
真冬を連れてここを離れようとした時、1人のヤクザに肩を掴まれた。
ヤクザ2「なんだテメェこらぁ!?」
ヤクザ3「あのなぁ姉ちゃん。俺らはな、その赤眼の死神をやっつけとるんやで?」
「私だ。」
ヤクザ4「あ"?」
「赤眼の死神は、私だ。」
真冬を公園の、もたれかかることができるところに連れて行った。
「真冬。光達に連絡できる?」
ま「分かった…」
「ありがとう。」
フードを脱いで男共を見つめた。
ヤクザ1「こらぁ本物だぁ。お前ら…殺れ」
どうせ…すぐに終わる…。
男が一斉に襲いかかってくる。
が、
瞬きをすれば…目を開けば…終わってる。
周りを見れば、倒れている男共。手を見れば、男共の血で赤くなっている。
また、今日も人を殴った…。
「真冬…。」
真冬に近づこうとしたが、私は進む足を止めた。
ダメだ…真冬が汚れる…
天「まふ!!」
家が近かったのか、すぐに来たのは翔太だった。
次に、彼方、光、夏目の順で来た。
96「A、大丈夫?」
「夏目、寄らないで。」
96「どうして?」
「夏目が…汚れちゃうでしょ?」
私は、夜に輝く月の光に照らされながら、汚れている血が付いた顔で笑った。
そしたら、光に抱きしめられた。
「や、やだ!は、なせッ!!」
l「離してほしかったら、殴ってもええ。」
殴れるわけない
昨日会ったばかりでも、情がわいてしまえば…ダメになる。
そ「汚れてないよ。こいつらはまふに暴行を加えた奴ら。Aは、まふを助けたんだよ」
l「なんで、僕に言わなかったん?」
「真冬が、助けてって、言ったから…最優先は真冬だと…考えた…。」
天「Aちゃん…まふを救ってくれて、ありがとう。」
ま「ありがとね。」
真冬の笑顔が、輝いて見えた。
328人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スランプ月夜(プロフ) - 彩和モイ!゜∀^)/━☆゚.*・。さん» 死にそう… (2018年4月24日 22時) (レス) id: 1061172999 (このIDを非表示/違反報告)
彩和モイ!゜∀^)/━☆゚.*・。(プロフ) - スランプ月夜さん» ツッキー生きてくれッ…!!! (2018年4月24日 21時) (レス) id: cf97d4a08d (このIDを非表示/違反報告)
スランプ月夜(プロフ) - 彩和モイ!゜∀^)/━☆゚.*・。さん» 頑張るよ。最近脳の低下が激しいんだ。でも頑張るよ。明日…から…頑張る…よ…。ちゃんと頑張るよ。 (2018年4月24日 21時) (レス) id: 1061172999 (このIDを非表示/違反報告)
彩和モイ!゜∀^)/━☆゚.*・。(プロフ) - スランプ月夜さん» ありがてぇ…! (2018年4月24日 21時) (レス) id: cf97d4a08d (このIDを非表示/違反報告)
スランプ月夜(プロフ) - 彩和モイ!゜∀^)/━☆゚.*・。さん» すまぬ。ちゃんと更新するよ。頑張るよ。ゆっくりだけど頑張るよ。ごめんよ。 (2018年4月24日 21時) (レス) id: 1061172999 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月夜 | 作者ホームページ:出来たらいいなぁ〜♪
作成日時:2018年3月17日 21時