【H×H】イルミと結婚したい情報屋。2

47日目。 ページ2

「ただい――うわっ、またでた」




「くっくっく♦まったく、酷いじゃないか、指紋認証にするなんて♦おもわず壁を壊そうかと思ったよ♣」

「ひぇっ、切実にやめてください」

「やめたからこうして待ってたんじゃないか♠ほら、はやく鍵を開けて♥」

「さ、さいですか。えーっと今日は何か用が……？」

「うん、無いよ♣」

「無いのかよ」

「ただちょっと暇つぶしにさ♠」

「……最近この店を考え事する場所とか暇つぶしの場所だと勘違いしている方が多い様ですが、ここは情報屋ですからね？」

「そうだね♦」

「……」



突っ込んだら負けだ。
こんなところであんまり尺を取るわけにはいかない。



自分に言い聞かせて扉を開ける。

「じゃ、どうぞ……って、え？！ちょっと何で？！」

「おや♠」

「あれ、ヒソカ」


「……何でヒソカがいるの」

「いや、逆に何でイルミが居るんですかね？！そっちのが驚きだわ！私が店にいる時しか来なかったじゃん！
確かにイルミもさ、鍵かけてても入ってきてたけど私が店に居た時だけじゃん！」

「合鍵があるからね」

「指紋という名の鍵だな？！そういうの合鍵って言わんやろ！」

「そうだっけ」

「いやあ♦賑やかだねえ♠」

「……おいちょっと待てやそこの奇術師野郎」

「何かな♣」

「何かな♣じゃないよ！何自分も勝手に指紋登録してるんだよ！」

「うわあ今のモノマネ気持ち悪い」

「やめて心にくる！」

「……最近フラれてさ♦」

「何の関係も無い話を急に始めないでくださいよ」

「♣」

「と、とにかく！不法侵入は禁止です！」

「ねえ俺許可貰ってるんだけど」

「せやな、イルミはもうなんでもいいや」

「ほう♥」

「そ、そこ！ニヤニヤすんな！！」

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