慎太郎side ページ24
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田「なるほど。国のトップになりたいってか」
「この前のパーティーもその為なんだと思う」
ジ「汚い人間だな、ほんと」
あのパーティー、かなり盛大だったし。絶対そうだ。
それにAを消そうとするのも、それくらいの理由がないとおかしいし。
『…あの人は、いつも私を殺そうとするんじゃなくて恐怖を植え付けて黙らせる人。』
だから私はあの人にどん底を味合わせてやりたい。
Aは俺と繋いでいた手を震わせ歯を食いしばった。
その声からは怒りと憎しみが混じった感情が伝わってくる。
田「あのさ、」
静寂な空間に樹の低い声が孤立する。
内ポケットから何かを取り出した樹はそれを俺に見せた。
「何それ」
田「鷲尾の過去の汚職データ」
「は？」
おいおい、なんでそんなもん持ってんだよ。
口が開きっぱなしの俺に樹が��高地がくれた��と片口をあげた。
Aも初耳だったみたいで樹の手元をポカンと見つめている。
高地、あいつやべぇじゃん。
前に喋った時、絶対ムリみたいな雰囲気出してたくせに。
ジ「あとはお前らがやれって言ってたよ」
田「これを使ってアイツを引きずり落とそーぜ」
樹はAにそう言ってUSBをチラチラとみせる。
彼女は泣きそうになりながら力が抜けたように微笑んだ。
松「俺に考えがあるんだけど、」
俺らの会話を静かに聞いていた北斗は、仕事用のタブレットを持って口を開く。
松「総理大臣になるには選挙が必ず行われる。その時期を狙ってそのUSBをマスコミに公表しない？鷲尾の汚職が公になってその中にある内容によっては逮捕まで行ける気がするし、」
近々、内閣が総辞職するっぽい。とタブレットを見せてくれた北斗。
じゃあ、もうすぐ選挙が始まるってことだな。
ジ「公表するのはグッドアイデアだと思うよ」
田「ただ、マスコミが鷲尾側と繋がってるとマズイ」
「別のネタすり替える可能性もあるしな」
VIPの護衛をやってきた俺らは知っている。
ネタを提供したらマスコミは事実確認の為に本人または関係者にコンタクトを取ることがあるのを。
松「裏取りだよな。俺もそこが心配な所」
もしそこで鷲尾にバレて、金で解決されたら？
俺らの会話はそこで止まった。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - ちょりこさん» ありがとうございます！私も半年かけて書いた作品が終わったのは達成感もありますが、寂しさも感じてます😭またたまに読み返してカッコイイSPくん達を補給していただければと思います！！楽しい作品と言っていただけて嬉しいです！🙇♀️ (2022年11月27日 17時) (
レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ちょりこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎回カッコイイたろを楽しみにしてたから 、終わってしまうのはちょっと寂しいですね 。でも楽しい作品でした！ (2022年11月26日 23時) (レス) id: 08dc60e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
蝶-アゲハ-(プロフ) - ぁぃさん» ありがとうございます😭😭ぁぃさんのお話も大好きです！いつも楽しく読ませていただいてたのでコメント嬉しいです꒰( ˙ᵕ˙ )꒱ありがとうございます！ (2022年9月30日 8時) (レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ(プロフ) - 今読んでいる作品でダントツ大好きです🥲♡ (2022年9月30日 2時) (レス) @page23 id: 8766758dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶-アゲハ-
| 作成日時：2022年8月10日 0時
