樹side ページ20
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警察病院。
何年ぶりに来ただろう。
白車に乗せられ病院に着くまま、緊急手術をした慎太郎。
幸い、銃弾が急所を外れていたらしく、命に別状はないらしい。
しかし、ベットに眠る慎太郎の傍から離れようとしないAはずっと涙を流したまま。
…彼女がこんなに泣く姿は初めて見た。
後から駆けつけたジェシーもなんとも言えない表情でAを見守ることしかできなくて。
田「A」
『…』
病院に着いてから何も喋らないし、何も口にしてない。
そろそろ帰って寝た方がいい。
泣きすぎだし、疲れてるだろ。
そう思って彼女に声をかけた。
田「帰ろう。なんか食った方がいい」
『……』
田「A」
肩に手を置くと、鼻をすすり震えるAが��やだ…��と口を開く。
『慎太郎が目を覚ますまでいる』
田「そんなのいつになるかわかんねぇよ」
『それでもいい……』
あの時、慎太郎を銃で撃った男はニヤリと笑い
逃げるように去っていった。
俺が追いかけた時には仲間の車に乗り込んでて間に合わず。
あいつは慎太郎を狙ってた。確実に。
『私のせいで…』
ジ「Aちゃんのせいじゃないよ」
『……っ、』
冷たい慎太郎の手を握って、再び涙を流すA。
俺らじゃどうすることもできなくて、病室は彼女のすすり泣く声が響き渡るだけ。
そんな中、急いで駆けつけた北斗が部屋へ入ってくるなりAの頭をグシャグシャと撫でる。
松「明日の仕事、延期してもらったから」
『え………』
松「ずっと居たらいい」
俺が何か言い出すのを分かっていた北斗は、��俺もここに居るからさ、許して��と困ったように笑った。
その場にAと北斗を残して、ジェシーと病室を出れば廊下から��ここで会うとはねぇ��と右手を軽く上げる高地の姿。
田「久しぶり」
高「まさか、アイツが撃たれるなんてなぁ」
慎太郎のことをカズさんに電話したら真っ先に警察病院へ行けと指示された。
高地が受け入れ体制整えてくれたみたいで、俺らは警察を辞めた身なのになんだか申し訳なかった。
田「ありがとな」
高「全然。前に危険な仕事だって聞いてたからさ、」
心配はしてたんだけど、と病室の中を伺う高地。
Aの姿を見つけて��え？あの子がクライアント？��と目を見開いた。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - ちょりこさん» ありがとうございます！私も半年かけて書いた作品が終わったのは達成感もありますが、寂しさも感じてます😭またたまに読み返してカッコイイSPくん達を補給していただければと思います！！楽しい作品と言っていただけて嬉しいです！🙇♀️ (2022年11月27日 17時) (
レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ちょりこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎回カッコイイたろを楽しみにしてたから 、終わってしまうのはちょっと寂しいですね 。でも楽しい作品でした！ (2022年11月26日 23時) (レス) id: 08dc60e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
蝶-アゲハ-(プロフ) - ぁぃさん» ありがとうございます😭😭ぁぃさんのお話も大好きです！いつも楽しく読ませていただいてたのでコメント嬉しいです꒰( ˙ᵕ˙ )꒱ありがとうございます！ (2022年9月30日 8時) (レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ(プロフ) - 今読んでいる作品でダントツ大好きです🥲♡ (2022年9月30日 2時) (レス) @page23 id: 8766758dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶-アゲハ-
| 作成日時：2022年8月10日 0時
