慎太郎side ページ17
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次の現場は、撮影スタジオから車で10分ほど。
ステージは仮設されていて、雰囲気作りのためか迷路みたいに入り組んだ形になっていた。
ブランドの服に着替え、メイクも変えた彼女は展示会の主催者と挨拶を交わし、新作アイテムを何個かチェックしたあとメディアの前に少しだけ顔を出しては取材に応じる。
��今日のファッションのポイントは？��
��日本はどうですか？��
��今日の感想をお願いします！��
さっきとはまるで違うフラッシュの炊かれ方に、俺も樹も少し顔をしかめた。
それでもAは表情を崩さず完璧に答えるからさすがだよね。
『あ！ねぇ、私、ちょっとまだ見たいとこあるんだけどいい？』
「あぁ、うん。時間はまだ大丈夫だよな？」
田「おう」
取材を終えてすぐ、裏へ通されたAがまだ見たいものがあると言い、来た道を戻る。
俺らも必然的に着いていくんだけど、すぐに後ろを振り返った彼女は��デザイナーさんとちょっとだけ話すからそこで待ってて��と数メートル先にいる男性の元へ走って行ってしまう。
「ヒールでよく走れんな」
田「すげぇよな」
曲がり角付近で立ち話をする彼女を遠くで見守ってはいたが、話しながら左へ曲がってしまった。
Aが視界から居なくなるのはまずい。
気づいて咄嗟に走って追いかけるも、左に曲がった先に彼女はいなかった。
「は？」
田「A、どこいった」
近くの非常階段も覗いたが、足音もしないし話し声もしない。
曲がった先に部屋は数箇所あるが、全部確認してもAはいない。
「まずいな」
田「とりあえず二手に分かれて探そう」
「おう」
携帯でAに電話をしながら、色んなところを探していく。
「くそっ、出ねぇじゃん」
すれ違うスタッフさんにAのことを訪ねても��知らない����見てない��の返答ばかり。
「樹！Aいたか？」
田「いや、見つけてない。慎太郎は？」
「…俺も」
樹と無線越しにお互いの焦った息遣いを感じる。
背中の冷や汗がとまらない。
「おい…どこだよ……！」
ひたすらフロアを走り回る俺。
曲がり角に戻り、もう一度その周辺を確認する。
��非常防災口��と書かれた小さな扉。
さっきは開けなかったそこ。
まさか、と思いゆっくり扉を開けると、そこにはAが喋っていたデザイナーの男性が倒れていた。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - ちょりこさん» ありがとうございます！私も半年かけて書いた作品が終わったのは達成感もありますが、寂しさも感じてます😭またたまに読み返してカッコイイSPくん達を補給していただければと思います！！楽しい作品と言っていただけて嬉しいです！🙇♀️ (2022年11月27日 17時) (
レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ちょりこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎回カッコイイたろを楽しみにしてたから 、終わってしまうのはちょっと寂しいですね 。でも楽しい作品でした！ (2022年11月26日 23時) (レス) id: 08dc60e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
蝶-アゲハ-(プロフ) - ぁぃさん» ありがとうございます😭😭ぁぃさんのお話も大好きです！いつも楽しく読ませていただいてたのでコメント嬉しいです꒰( ˙ᵕ˙ )꒱ありがとうございます！ (2022年9月30日 8時) (レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ(プロフ) - 今読んでいる作品でダントツ大好きです🥲♡ (2022年9月30日 2時) (レス) @page23 id: 8766758dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶-アゲハ-
| 作成日時：2022年8月10日 0時
