慎太郎side ページ13
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着いたのは日付が変わった頃。
彼女は寝てるかもしれない、それでもいい。
田「お前、来たの？」
部屋の前、俺が防犯カメラに映ったのを確認したのか
樹が見張り用の部屋から顔を出した。
俺の顔を見てジェシーと全く同じ反応をした樹。
「うん。A、寝た？」
田「いや、起きてんじゃね？」
「まじ？」
田「ずっと心配してたからな」
部屋、入ったらわかるんじゃない？と言って、戻ろうとする樹は何かを思い出したようにこちらを振り返って”お前らのイチャイチャなんて見たくねーからずっと寝ていい？”とふざけて言う。
は？何言ってんのコイツ。
「俺いるからまぁいいけども…、」
田「ウソだよ、だけど３時間だけ寝かして」
「っふは、了解」
樹は笑って部屋にもどる。
こいつの雑な優しさを受け取って、俺はAがいる扉をゆっくりと引いた。
部屋は真っ暗だったけど、リビングの大っきい窓から空を見てた彼女がそこにはいた。
気配を感じたのか、こちらを向いたAは心底驚いた顔をして俺の名前を呼ぶ。
『え！なんで？今日は来れないって…』
「うん、」
『ってか、顔！！何…どうして』
近づくと俺の頬にある傷を見てまた慌てるAを無言で抱きしめる。
小動物かよってくらい騒いでたのに一瞬で黙った彼女。
「月、見たいって言ったのはAじゃん」
「満月なんだろ？」
ゆっくりと体を離したら嬉しそうに口元を緩めるAが、��そう、だけど…��と目を伏せる。
「お寿司買った」
『え？』
「A、好きでしょ？」
初めて会った時、Aは俺を使ってお寿司買ってこさせたよな。
そんで俺にありがとうも言わずに1人でバクバク食って。
だから買ってきたんだよ、コンビニで。
時間が悪くて、もう売れ残りのやつしかなかったけど。
『好きだけどさ…』
こんな時間にお寿司食べるモデルいないでしょ！と言われて唖然とする俺。
そりゃそーだわ。
『でも、ありがと。一緒に月、見てくれる？』
頷くと��その前に！��と顔を近づけたA。
『なんでケガしてるのに手当してないの！？病院は？』
「いや、これくらいなら自然に治るし、」
『ダメでしょ！ちゃんと行ってよ！』
「…すいません」
ほらあっち、とソファに座るよう促された俺。
Aに背中を押された瞬間、激痛が走った。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - ちょりこさん» ありがとうございます！私も半年かけて書いた作品が終わったのは達成感もありますが、寂しさも感じてます😭またたまに読み返してカッコイイSPくん達を補給していただければと思います！！楽しい作品と言っていただけて嬉しいです！🙇♀️ (2022年11月27日 17時) (
レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ちょりこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎回カッコイイたろを楽しみにしてたから 、終わってしまうのはちょっと寂しいですね 。でも楽しい作品でした！ (2022年11月26日 23時) (レス) id: 08dc60e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
蝶-アゲハ-(プロフ) - ぁぃさん» ありがとうございます😭😭ぁぃさんのお話も大好きです！いつも楽しく読ませていただいてたのでコメント嬉しいです꒰( ˙ᵕ˙ )꒱ありがとうございます！ (2022年9月30日 8時) (レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ(プロフ) - 今読んでいる作品でダントツ大好きです🥲♡ (2022年9月30日 2時) (レス) @page23 id: 8766758dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶-アゲハ-
| 作成日時：2022年8月10日 0時
