慎太郎side ページ11
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聞き返した俺にジェシーはわかってないなぁと言わんばかりの表情。
ジ「慎太郎が急に今日来ないって聞いて落ち込んでた」
「あぁ……そう」
ジ「電話も何回か掛けてたよ？」
そういえば…と履歴を確認すればカズさんの着信の前にAからの電話が3件。
仕事の合間に掛けてきてたんだろう。メッセージも何個か。
…朝から見る暇無くて気づけなかった。
ジ「Aちゃん、俺らにずっと言うの。��慎太郎は？何してるの？��って」
別の任務の内容はクライアントと関係ないからと詳しいことは伝えない決まりだ。
ジェシーと樹はもちろん俺が何をしてるか知ってたけど、それをAに言うことは出来ない。
ジ「心配するような任務じゃないよ、とは伝えたけど。その顔見たら心配しちゃうだろうね」
「そっか、ありがとう」
今日は会えなさそうだな、とメッセージだけでも返す。
するとすぐに既読がつき、電話画面に切り替わった。
「もしもし？」
『慎太郎？』
「うん、電話出れなくてごめんな」
向こうから聞こえた力ない声に思わず申し訳なさが募る。
Aは安心したようにため息を吐くと、��どこにいるの？��と聞いてきた。
「今、ジェシーといるよ。車ん中」
『こっち帰ってくる？』
「…あぁ、いや。今日は行けそうにないかも」
『まだ任務中…なの？』
質問ばかりのAに自然と力が抜けた。
数時間離れてただけなのに、声聞いたら会いたくなるじゃんか。
「うん、カズさんの所に行かないとだから」
『そっか』
「…俺に何か言いたかった？」
『え、いや…その、』
急に口ごもるA。
向こうで動揺してる顔が思い浮かぶ。
『月、一緒に見たかったから』
「え？」
『今日、満月なの。』
だけど、仕方ないね。と言うAに、俺はなにも言えなかった。
『明日は来るの？』
「…おう」
『そっか、じゃあまた明日だね』
「………うん」
バイバイと切れた電話。切ないAの声が耳に残る。
ジ「…Aちゃん、なんて？」
「月、見たかったんだと。今日、満月らしい」
ジ「あ、そうなんだ」
俺が代わりにAちゃんと月、見てこようか？と言うジェシーに俺は��いや、いい��と気づけば否定していた。
だってAは、俺と見たいって言ったし。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - ちょりこさん» ありがとうございます！私も半年かけて書いた作品が終わったのは達成感もありますが、寂しさも感じてます😭またたまに読み返してカッコイイSPくん達を補給していただければと思います！！楽しい作品と言っていただけて嬉しいです！🙇♀️ (2022年11月27日 17時) (
レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ちょりこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎回カッコイイたろを楽しみにしてたから 、終わってしまうのはちょっと寂しいですね 。でも楽しい作品でした！ (2022年11月26日 23時) (レス) id: 08dc60e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
蝶-アゲハ-(プロフ) - ぁぃさん» ありがとうございます😭😭ぁぃさんのお話も大好きです！いつも楽しく読ませていただいてたのでコメント嬉しいです꒰( ˙ᵕ˙ )꒱ありがとうございます！ (2022年9月30日 8時) (レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ(プロフ) - 今読んでいる作品でダントツ大好きです🥲♡ (2022年9月30日 2時) (レス) @page23 id: 8766758dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶-アゲハ-
| 作成日時：2022年8月10日 0時
