七拾陸 ページ32
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sideA
柱合会議が終わって御館様方が退席する。
気を失う直前、琵琶の様な音が聞こえた気がした。
むーちゃんが姿を消した時に消えた音。誰かの血鬼術……?
どっちにしてもむーちゃんに会って聞いてみないと。
それより今の僕の姿めちゃくちゃ恥ずかしいんだけど??
てか僕蜜璃さんみたいに肌綺麗じゃ無いし、傷があるから露出が多い服着たく無いのに……!!
早く着替えたい!!
『誰か羽織貸してくれません……??寒い……』
乾かしたと言っても手拭いで拭いただけでまだ髪は濡れてるし身体が冷えてる事には変わらない。
しのぶ「すみません。貸してあげたいのは山々なんですけど私の方が小さいので……」
蜜璃「私のも少し丈が短めで体を温めるには足りないかも……。」
女子は二人しか居ないから……。
いや僕は別に男の人でもいいんだけど僕が女って事を今知った人は未だに混乱しててそれどころじゃ無いんだよ。
冨岡「……」パサッ
肩に誰かの羽織が掛かった。
掛けた人は富岡さんでいつも通り無言で半々の羽織を掛けてくれた。
『ありがとうございます冨岡さん。』
冨岡「…………別に」
相変わらず口数が少ない事で……。
でも今は感謝しか無い。
羽織の袖に腕を通して膝を抱える。
蜜璃「!!Aちゃん!その体制見えちゃうわ……!!危険よ!!」
前に座ってる蜜璃さんからは見えそうだったらしく正座し直した。
煉獄「それにしても美累が十三の少女だったとは…よもやよもやだ!」
悲鳴嶼「
南無って……僕まだ死んでません。
別に僕は性別も年齢も隠してた訳では無いから気にしませんけど一名、凄い気にしてる人がいる…。
そうです、小芭内です。←
てか未だに気にしてる訳?たかが接吻一回ごときで。
冨岡さんには羽織洗って後日屋敷に持っていかないと……。
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (11月15日 9時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - この小説の続編から飛べませんか?無理なら、Googleとかから占いツクールを検索して弐から続編へ飛んでみてください! (5月28日 9時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - コメント失礼します!こちらの作品はもう全て見たのですがこの作品の参が見れなくて…どうしたら見れますかね…? (5月28日 0時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
Negro - 五拾漆の下らへんの部下の字が部活になっとるぞ!? (2020年5月8日 16時) (レス) id: 16e8b32db3 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 五月雨雫さん» はい、ありがとうございます!すみません!五月雨雫さんの作品なのに・・・。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月22日 22時