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七拾弐 ページ28





その後は累の人間の頃の話を聞いた。



辛い時の事や鬼になった時の事、家族の事等。



涙を流した累も笑顔になった累も人間味が一層強くなった気がした。



その間僕は累の頭を撫で続けていた。







日が昇りそうになる時間帯まで話し、僕達はそれぞれ家に帰って行った。



家に帰り少し仮眠を取った。



















sideしのぶ



今日は柱合会議の日です。



皆さんとは久々に顔を合わせ、もうすぐ御館様がいらっしゃる時間帯。



それなのに普段遅刻なんてしないAさんがまだ来ていないんです。



任務が入っているんでしょうか?



ですが最近、鬼が減ってきた気がしますけれど。



用意された部屋で待っていれば、にちか様とひなき様が入ってこられ、その後、御館様がいらっしゃった。


柱皆が正しく座り直し、御館様の前に並ぶ。



御館様「おはよう皆」


しのぶ「恐れ入りますが御館様。まだAさんが来られていないのですが。」


御館様「そうか。Aには少し急な任務を入れてしまってね、十二鬼月では無いからもう直ぐ来るはずだよ。」


しのぶ「御意」


そう御館様が仰ってから数分、少し玄関の方から音がしたのでAさんが着いた事が理解した。


真っ直ぐこの部屋に来ると思っていると、部屋の外にいらっしゃったあまね様の御声が聞こえた。


あまね「Aさん、その格好では……!」


襖が開き、Aさんが見え…………え?


柱が全員Aさんを見て、男性方は勢い良く視線を外した。


『遅れてしまい申し訳御座いません。』


蜜璃「え……A……君?その格好……女の子…………??」


御館様「どうしたのかな?」


にちか「到着された美累様は服ははだけ、羽織は着ておらず、」


ひなき「頭から血を流したまま全身びしょ濡れです。」


Aさんは息が切れたまま肩で呼吸をしている。


ひなき様が仰った様に頭から血が流れ、服は甘露寺さんのようになっていてさらしが無くなっている。


七拾参→←七拾壱



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廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (11月15日 9時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - この小説の続編から飛べませんか?無理なら、Googleとかから占いツクールを検索して弐から続編へ飛んでみてください! (5月28日 9時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - コメント失礼します!こちらの作品はもう全て見たのですがこの作品の参が見れなくて…どうしたら見れますかね…? (5月28日 0時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
Negro - 五拾漆の下らへんの部下の字が部活になっとるぞ!? (2020年5月8日 16時) (レス) id: 16e8b32db3 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 五月雨雫さん» はい、ありがとうございます!すみません!五月雨雫さんの作品なのに・・・。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月22日 22時

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