検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:647,658 hit

六拾陸 ページ21





Aさんはそこまで答えてふと壁に掛かってる時計を見た。



その時計の針は二時を刺していて、Aさんの就寝時間だった。



しのぶ「そろそろ寝ましょうか。」


『分かりました。』



時透君と同じ病室に連れて行ってそこで寝てもらうことにしました。



この血鬼術が時間経過で戻るのか、寝て戻るのか、何かをしなければいけないのかは分かりませんが取り敢えず様子見ですね。



Aさんは本当に真っ暗な廊下を何も気にしないで歩いていく。



普通の子供ならこんなにしっかりしていない、ましてや知らない場所で知らない人がいれば時透君みたいに泣くものなのでは……?



暗がりも怖いと思う子供も多いですし……。



いや、他人の家に私の普通を当てはめてはいけませんね。



そう自分で結論付け、報告書を書き上げ、布団に入り眠った。





























朝起きて二人がいる病室に向かった。



そこにはまだ子供のまま眠っている時透君、そしてもぬけの殻のAさんが居たはずのベッドだけ。



しのぶ「どこ行ったんですかね……」



今は朝の六時、昨日Aさんは五時起きだと言っていましたね……。



かと言って此処にはAさんのお母さんは居ないしご飯を作ってるとは考えにくい……。



取り敢えず屋敷の外には出てないと思い屋敷内を歩いて探す事にしてみました。




空き部屋や寝室、客室、診察室、台所にはいず、残りは中庭になった。



中庭に出て見れば案の定腕立て伏せをしている小さいままのAさん。



こんなに小さいのに筋トレですか。



『!しのぶさん、おはようございます』



少し離れた所から見ていたんですが、気配に気付いたのか振り向いて挨拶してくれたAさん。



しのぶ「はい。おはようございます」


『すみません勝手に屋敷を動いて…』


しのぶ「いえいえ。朝から腕立て伏せですか?」


『はい。御父様が毎日朝晩腕立て伏せ、腹筋、背筋を百回、走り込み一万六千五百尺(5km)をしろと。』


六拾漆→←六拾伍



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (337 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1055人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (11月15日 9時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - この小説の続編から飛べませんか?無理なら、Googleとかから占いツクールを検索して弐から続編へ飛んでみてください! (5月28日 9時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - コメント失礼します!こちらの作品はもう全て見たのですがこの作品の参が見れなくて…どうしたら見れますかね…? (5月28日 0時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
Negro - 五拾漆の下らへんの部下の字が部活になっとるぞ!? (2020年5月8日 16時) (レス) id: 16e8b32db3 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 五月雨雫さん» はい、ありがとうございます!すみません!五月雨雫さんの作品なのに・・・。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。