五拾陸 ページ11
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無一郎君の隣に座って折り紙を折る。
紙飛行機を作ってどっちが遠く飛ぶか勝負しようってなったんだけどさ、無一郎君作るの早すぎじゃね?
めっちゃ綺麗に折るし、僕まだ二つしか作ってないのに無一郎君十個位作り終えてんの。
無一郎「もう飛ばせる?」
『う、うん。』
僕も無一郎君も作った中で一番飛びそうなのを選んで空に向かって飛ばす。
僕もそこそこ飛んだ方だと思うけど無一郎君のは次元が違った。
『あれいつまで飛んでんの?』
無一郎「知らない。ほっといたら何処までも飛んでくんじゃない?」
『凄いね。』
無一郎君の意外な特技が見れて僕は満足しながら僕の肩に乗ってきたソールを撫でる。
僕はまだ御父様達と家に住んでいる時に読んだ本を思い出しながら薔薇を折ってみた。
無一郎「それ、薔薇?」
『うん。そう。無一郎君は他に花折れる?』
無一郎「
いやそれかなり凄いよ??あれ、僕が間違ってる??
無一郎「Aは他に何が作れるの?」
『……白詰草?とか。あ、眼鏡作れる。』
眼鏡とか作れても殆ど意味無いけど。
その後も折り紙を折り続けた。
ふと外を見ると空が橙色に染まっていて夕方だと言うことに気が付いた。
昼、食べてなかったなと思い、夕飯を作ろうと席を立った。
『どうする?無一郎君ご飯食べてく?』
無一郎「ふろふき大根作って?」
『いいよ。』
僕は二人分のふろふき大根、味噌汁、酢物を作って机に並べる。
ルーナとソールのご飯もお皿に盛り付け、寝床の近くに置いた。
無一郎君は折り紙をしていた手を止めてご飯を並べてる机の前の椅子に腰掛けた。
僕はその正面に座って夕飯を食べた。
ふろふき大根を食べている時の無一郎君の顔が何とも言えない程緩んでいて可愛くて取り敢えずやばかった。←
無一郎「ん。…何見てんの?」
『いや相変わらず可愛いなと。』
無一郎「はぁ?それ毎回言うけど嬉しくも何ともないからね。」
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廣岡唯 - 面白い続きが観たい… (11月15日 9時) (レス) @page1 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨雫(プロフ) - この小説の続編から飛べませんか?無理なら、Googleとかから占いツクールを検索して弐から続編へ飛んでみてください! (5月28日 9時) (レス) id: 603d70d68d (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - コメント失礼します!こちらの作品はもう全て見たのですがこの作品の参が見れなくて…どうしたら見れますかね…? (5月28日 0時) (レス) id: 99bef8e01a (このIDを非表示/違反報告)
Negro - 五拾漆の下らへんの部下の字が部活になっとるぞ!? (2020年5月8日 16時) (レス) id: 16e8b32db3 (このIDを非表示/違反報告)
mayumi(プロフ) - 五月雨雫さん» はい、ありがとうございます!すみません!五月雨雫さんの作品なのに・・・。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: 58f715f8f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月22日 22時