インターンとホークス ページ39
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ホークスヒーロー事務所でのインターンが始まり３日が経った。
初日の挨拶で「俺に会いに来てくれたの〜？」と冗談めかして歓迎したホークスは、ほぼパトロールとヒーロー活動。
Aが接するのは仕事を教えてくれる内勤の事務員が主だった。
それでもAがインターンに来てから事務所に滞在する時間は長いらしい。
「朝礼にホークスさんがいるなんて……」と事務員が驚くほどに。
＊
「Aちゃん、食事に行こうか。２人で」
そんな彼がとうとう昼休みにまでちょっかいを出してきた。
学生を２人きりの食事に誘うなんて、インターン先の責任者としてどうなのか。
「……お断りします」
Aは遠慮なく嫌な顔を晒すようになっていた。
「そう構えないで。ただの二者面談だって、“インターンはどう？”みたいな。学校からもするように言われてるからさ」
「……分かりました」
＊
軽いランチと思っていたが、ホークスに連れられたのはビルの１５階にある『ヨリトミ』という焼き鳥専門の店だった。
彼がヒーローであることに気を遣ってか、店員は個室へと案内した。
外を見渡せる広い窓のある和室だ。
「ここ、一度エンデヴァーさんを連れてきたんだけど、口に合わなかったみたいで、あんまり箸が進んでなかったなぁ」
「そうなんですか」
「あれ？ 緊張してる？ 俺と２人きりで。お見合いみたいだもんね」
「それではご縁がなかったということで」
「あー待って待って！！ 冗談冗談！」
立ち上がって出口に向かうと、ホークスは慌てて呼び止めた。
「あの時のエンデヴァーさんを思い出すなぁ……。Aちゃん、お父さんと似てるね」
「え？」
初めてそんなことを言われて驚いた。
「そういえば、頭につけてたネクタイはどうしたの？」
「……インターン中につけるのはそぐわないかと」
「嘘だね」
「……っ」
「彼氏と喧嘩でもした？」
動揺するAに追い討ちをかけるように、彼はずけずけと踏み込んできた。
実はまだ爆豪と話せていなかった。
ネクタイは仲直りしてからつけ直そうと決めて、まだ実現できていない。
電話で話すのは違うと思ったから。
「はは。じゃあ、口説くなら今がチャンスだ。俺と結婚を前提に交際、考えない？」
「学生に手を出すと、後々大変なのはホークスさんですよ」
「じゃあ、卒業してからで良いよ。交際を前提に俺のこと好きになってみない？」
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文月 - 初めまして。すごく素敵な作品でここまで一気に読んでしまいました！！絵もすごく好きです！！！ (2018年9月28日 11時) (
レス) id: 14f4662f66 (このIDを非表示/違反報告)
瑠嘉 - リクエスト答えていただきありがとうございます。 (2018年9月16日 15時) (レス) id: efb6f4c834 (このIDを非表示/違反報告)
∞Aria∞(プロフ) - 絵のかっちゃん好きすぎる…夢主可愛すぎる…サイコー…… (2018年8月31日 20時) (レス) id: 77272a15db (このIDを非表示/違反報告)
舞華 - ほんっとうに絵がお上手ですね！羨ましいです！ (2018年8月31日 0時) (レス) id: 388f25156a (このIDを非表示/違反報告)
瑠依(プロフ) - イラストが変わってるの凄く良いです！カーディガンのシチュも好きです！あとTwitterやってますか？ (2018年8月31日 0時) (レス) id: d76a55fa5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年8月10日 21時
