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落ちた ページ21

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仮免に落ちた。
轟の言葉が信じられなくて、数秒ほど思考が停止した。






そしてゆっくりと動き出し、言葉の意味をじっくりと飲み込んでいく。




優秀な轟が落ちた?





──ありえない。


じゃあなぜ……?





──サポートアイテムの不具合?



思考の末に浮き出てきた可能性に、Aは顔色をさぁっと青くした。





「ままま、まさかリストバンドにトラブルが!? 故障!? 誤作動!?」
「あ、いや、そうじゃねぇ」


轟はサポートアイテムはちゃんと役に立ったと言った。
それから何があったのか説明した。




「つまり……俺が悪ぃんだ。せっかく間に合わせてもらったのに」
「いえ、そこは気にしなくて良いですよ。あの……じゃあ、仮免許は次まで待たないといけないんですか?」
「いや……補講を受けさせてもらえることになった」


クラスメイトには後れを取るが、1年後まで取得が見送りになるわけではないらしい。
それを聞いてほっとした。



「よかったですね」
「ああ。……だからいろいろと忙しくなる」
「はい。頑張ってくださいね」
「あんまりAと会えねぇ」
「はい…………えっ!?」


自然な流れだったのでそのまま相づちを打ったが、とんでもないことを言われた気がする。


驚いた声を出すAに轟はきょとんとしていた。
なんでそんなに驚くんだ?と首を傾げる。



「あっ、リ、リストバンドの調整ですね!」
「それもだが普通に会いてぇだろ? Aと話すのは楽しい」



(ああああっ! 自分が勘違いしないようにそれらしい理由を付けたのに、わざわざ訂正してきたよぉ!)




なんの恥ずかしげもなくさらりと宣う轟に、Aは混乱するばかりだった。



「もしかして……迷惑だったか?」
「めめ、迷惑なんてっ! 滅相もない」


しゅん……とした表情の問いかけに、大きく首を振って否定すると、「そうか……」と笑顔に切り替わった。



「じゃあA。昼飯、一緒に食おう」
「私、工房でパンを食べるつもりで……」
「俺もそのつもりでおにぎり買ってきた」



轟は鞄からおにぎりが入っているであろうビニール袋を取り出した。



「この部屋、埃っぽいですよ?」
「Aと一緒ならどこでも良い」
「……っ」


(だーかーらぁーー轟くーん!!)



もしかしたらクラスの女子に対してもこんな感じなのかもしれない。
なんて自分に言い聞かせて、彼と昼食を共にした。

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逆個性婚→←克服



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設定キーワード:ヒロアカ , 僕のヒーローアカデミア , 轟焦凍   
作品ジャンル:アニメ
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ヨシ - 爆豪の方も、こちらの話も、好きです!更新頑張ってください! (12月5日 21時) (レス) id: 26236bbcfc (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 私癒月ちゃんの方が好きかもです。 是非続編希望します。この作品が、シリーズの中で一番好きです! (11月11日 0時) (レス) id: 949b3c86b7 (このIDを非表示/違反報告)
シャララデルモ - 完結おめでとうございますッス!絵がとても上手いんですね!羨ましいッス!新作も期待してますッス! (2018年8月9日 23時) (レス) id: ae0a67348a (このIDを非表示/違反報告)
秋葉 - 完結おめでとうございます!でも願わくば続編を希望します…!とてもおもしかったです!! (2018年8月9日 20時) (レス) id: 7efc50ba9d (このIDを非表示/違反報告)
まめこ - 完結おめでとうございます!イラスト可愛い!頑張ってください! (2018年8月9日 19時) (レス) id: c944c1b12f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑪瑙 | 作成日時:2018年7月21日 1時

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