文化祭の出し物２ ページ21
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ヒーロー科には負けたくない。
そんな経営科クラスの熱意に、Aも少なからず染まっていた。
しかし他科のための出し物として、皆でまとまる姿はとても楽しそうだった。
「生演奏とダンスかぁ……」
「Ｉ組はそういう意見は出なかったの？」
「私たちの場合、とりあえず売り上げ重視だからね」
なにせ金にがめつい人間の集まりである。
いかに低コストでたくさんの売り上げを確保できるかが重要。
意見を交わし合った結果、『メイド&執事喫茶』になった。
「ノリで決まった感があるんだけど、ウケるかな？」
「絶対ウケるって！！ 俺、行く！！ 絶対行く！！」
「オイラも！」
「本当？ 嬉しい」
上鳴と峰田が勢いよく手を上げた。
こんなに楽しみにしてくれる人がいるなら、やりがいもある。
ウケ狙いではあるが、しっかり稼ぎたいので手を抜くつもりはない。
「だったらさぁ……『萌え萌えキュンッ♡』とかしてくれるのか？」
「もえ……んん？ なにそれ？」
「知らねーの！？ メイド喫茶っつったらそういう類いの美味しくなる呪文だろ？」
「ケチャップでオムライスにハート書いたりとか！」
「そうなんだ……みんなに言ってみるね」
なんだかよく分からないが、彼らの意見を聞いて損はないと判断して頷いておいた。
「まぁでも、まずは給仕服を用意しなきゃなんだよね」
買っても良いができるだけ予算を押さえたいので、既製品をに手を加えるつもりではいる。
「オイラ、メイド服はミニスカがいいと思う！！」
「いやいや、クラシカルなのも悪くねぇって」
いろいろと種類があるらしい。
そういうところも調べておかなくては。
上鳴と峰田は他にもいろいろと情報を提供してくれた。
かなり本人たちの趣味に偏っているが、そういう意見も大事だ。
自分たちでできない分、頑張って欲しいと泣きながら応援してくれた。
Aはありがたくメモを取る。
このクラス……いや、この２人に意見を聞けて良かった。
「メイド喫茶かぁ……。オイラめちゃくちゃ楽しみだぞっ」
「Aちゃんならどっちのタイプのメイド服でも似合うと思うけどな！」
「え？ ああ、うん。ありがとう……？」
ちなみに執事もいるんだけど……と言ったが、そっちの意見は一切出てこなかった。
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華 - 作者さまが、書かれている小説はとても面白くキュンキュンさせてもらってます！イラストも完璧で！ところで、雪と炎のシンフォニー6のパスワード教えてもらえないでしょうか？？ (2018年8月24日 17時) (
レス) id: 8f943258c6 (このIDを非表示/違反報告)
蘭羅(プロフ) - いつも読ませていただいてます。作者さまが書いてくださってる爆豪くんがほんとに私の理想通りでキュンキュンが止まりません！(>_<)イラストも素敵です！これからも作品を楽しみにしています(^-^) (2018年8月13日 1時) (レス) id: 8f11b721e2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠嘉#雅 - 続編楽しみにしてます。いつ投稿できそうですか？ (2018年8月9日 23時) (レス) id: bd7f78cad2 (このIDを非表示/違反報告)
四宮 - 回答して下さりありがとうございます！プロヒーロー編の先行公開も読ませていただきました！すっごく面白かったです！楽しみに待ってますね！ (2018年8月6日 23時) (レス) id: deef7ae511 (このIDを非表示/違反報告)
四宮 - いつも楽しく読ませていただいてます！あの、質問なんですけど、その6のプロヒーロー編って、書いていただけるんですよね？気になっちゃって笑すみません… (2018年8月6日 13時) (レス) id: 329a268fec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年7月7日 21時
