協力 ページ20
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翌日、例の場所に行くとなぜか半数以上のＡ組の生徒が揃ってAを迎えてくれた。
上鳴、切島、瀬呂の３人組が引き連れてきたらしい。
「今日も爆豪を追いかけようかって話してたら、みんな来たいって……ごめん、邪魔だった？」
「ううん。大丈夫だよ」
普段なら断っているはずなのに、自然とそんな言葉が出た。
どこかギスギスしている経営科のクラスメイトより、Ａ組の生徒の方が親しみやすかった。
メンバーの中に焦凍がいたのも関係したのかもしれない。
逆に爆豪の姿はなかった。
(みんなでワイワイするタイプじゃなさそうだしね……)
さすがに大人数の前で自分だけレジャーシートを使うわけにもいかないので、みんなと一緒に地面に座った。
食堂に移動する案も出たが、今行ったところで人数分の席が確保できる保証はないとの結論が出て、そのまま昼食をとる形になった。
Aの周囲にはＡ組の女子が固まっていた。
円を描くように座る人たちの正面には、焼きそばパンを食べている焦凍。
もぐもぐと口を動かしながらAたちを見ていた。
「聞たんだけど。Aちゃん、レポートの対象探しとるの？」
「うん」
３人の誰かから聞いたのか、Aの隣を陣取った麗日が経営科のレポートを話題に出した。
対象のヒーロー観察して、どうプロデュースするかを発表するつもりだと答えた。
「誰にするとかは決まっとるん？」
「まだ検討中。評価の高いレポートを目指してるから、できればこだわりたいな〜って思ってる」
贅沢だけど、と付け加えた。
「もし私でよければ協力するよ？」
「え、良いの？」
「良いよ〜。ぜひぜひプロデュースしてもらいたい！」
麗日の快い返事。
それに続いて「私も！」「私でよければ」「俺だって〜！」という声がAに降り注いだ。
焦凍も「俺も……」なんて呟いていたが、色々と面倒そうなので、瞬時に心の中で却下した。
まさかこんなにたくさんのヒーロー科の協力を得られるとは思ってなかった。
「みんな…………ありがとう！」
感動に打ち震える。
レポートの対象の候補となった目の前の人間が、キラキラ輝いて見えた。
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みみあ - すみません…昔読んでいて何回も読み直して1番のお気に入りだったので…『原作の知識を与えられたからには全力で関わりを拒否します』のパスワードを教えて貰えませんでしょうか (2022年6月14日 19時) (
レス) id: 03be76b48c (このIDを非表示/違反報告)
椿 - イラストの方をログインユーザー限定にしないでくれませんか？ (2019年6月29日 16時) (レス) id: c09adaf99f (このIDを非表示/違反報告)
血霧の紅月(プロフ) - 絵がとてもうまいんですね！自分もあんなに上手くデジタルかけるようになりたいです！更新待ってます！ (2018年9月15日 13時) (レス) id: 1875e25498 (このIDを非表示/違反報告)
ラハル - とても読みやすく、絵もお上手で羨ましいです！^^*つづきがたのしみヽ(*´∀｀)ノ (2018年8月22日 0時) (レス) id: dcc66ec7ef (このIDを非表示/違反報告)
庄南 - 絵がすげぇー！作品も、読みやすい！ (2018年8月11日 1時) (レス) id: 46531bb7b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年4月4日 22時
