ヒロイック・シンフォニー【Secret】 (ページ34)

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　　　「言ってみろよ」ページ34

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「ん……ッ、ンぅ……」

Aはうつ伏せの体勢で、襲い来る絶頂の波に耐えていた。
まとめ上げられていた腕は解放され、今はシーツを掴んでる。

背後から滑り込ませた太い指が、胸の先をつまみながら捏ねくり回す。

「──なぁ、俺のとソイツ、どっちがイイんだ」
「ひゃぅ……っ」
「オラ、言ってみろよ」

爆豪はAの耳元で何度も囁く。
時折、耳たぶを甘噛みしたり、舌で丹念に舐めながら。
耳が弱いAはびくびくと体を小さく揺らす。

それを解っていて爆豪は執拗に攻める。
Aを刺激するような言葉を囁いて反応を楽しんでいるようだった。

胸を弄っていた手が色づいた肌を這いながら下肢に伸びた。
敏感になった秘芽を押しつぶすようになぞると、Aは小さく体を跳ね上がらせた。

「あっ！ ……ンん、やぁ……ッ、～～～～ッ！！」

枕に顔を沈めて声を抑える。
うつ伏せのAは自然とお尻を突き出す体勢になり、爆豪との繋がりをより深くした。

「ハ、そんなにココがイイか？」
「っ……」
「なぁ、その男はどういうふうにお前に触れたんだ？」
「ん……、んぅ……っ」

Aは答えない。
何を答えても爆豪の“都合の悪い”ように解釈されることを解っているから。

否定しても無駄。
嘘でも肯定してしまえば彼の機嫌を損ねてしまい、行為はさらに激しいものとなる。
今はただ耐えるだけ。

もう数えきれないほど達した。
いつまで続くのだろうかと、朦朧とする頭で考え始めたところで爆豪は腰を動かし始めた。

「あっ、ん……っ待……っ、やッ、かつ、き……くんッ」
「……ッ、あんま、締め付けん、なよッ」

苦しそうな声を出しながらも、爆豪は奥へ奥へと一層激しく己を突き立てる。
こんな状況なのに歓迎するようにナカを締め上げる自分が恥ずかしくて、目の端に涙が滲んだ。

それに気づいた爆豪が、零れ落ちそうな涙の粒を指ですくって口に含んだ。

「ンなんに、これがッいいのかッ？ ……それとも、嫌なんか……ッ？」
「～～～～っ、あぁ奥ッ、だめ……っ、ひゃぁ……ッ……ッんんぅ……っ！！」

ぐんっと奥深くを突き上げられて、はしたない声が漏れる。
同時にナカで爆豪のモノが脈打つのを感じた。

「はぁ……はぁ……、ん、ンん……ッ」

力の入らない体を仰向けに転がされて、大きく脚を広げられる。
２本の指がナカを掻き乱し、余韻に浸る間もなくAは再度絶頂を迎えた。

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