死にたくないので足掻きます。４【キミガシネ】

１９５話「メインゲーム２−１０」 ページ49

ギ「また...誰かを疑うくらいだったら...予選投票で落とす人を考えた方がマシだニャン...。」


サ「落とす人...か。良い案だギン。
予選投票で投票されず落選した場合...もう選ばれないからウソをつく必要がなくなるんだ！！」


ア「最高の味方ができる...ということだな...！！」


ギ「わかったワン！！落選させたい人が誰なのか話し合うニャン！！」


ケ「メダルをたくさん持ってる人間は落選させた方がいい。
...ＱタロウとかAちゃんとかね。
メダルが多い２人は１度くらい交換に関わってる可能性があるし...Ｑタロウがソウに渡したメダルも議論を左右させそうだ。」


私は...ここで落選出来るなら落選したい。
身代の可能性が少しでもあるカンナが勝ち抜いて、カンナとカンナが選んだ相手以外が死ぬ...身代が勝利する事以外の死の可能性を...少しでも減らしたいから。


ソ「そうだね...ボクは落選させるならAとサラさんかな。
Aはケイジさんと同じ理由だけど、サラさんは脱出が失敗した時...身代を持っているような絶望的なカオをしてたしね。
脱出失敗した後のメインゲームギリギリでのカード交換...ちょっと怪しいよね。」


シンさんが話している時、Ｑタロウさんの表情が明らかに崩れた。


『どうしたんですか？Ｑタロウさん。
何かありましたか？』


Ｑ「メインゲーム直前にカード交換があったってのは...本当ぜよ！？」


サ「え...？はい...本当です。」


Ｑ「.........！！
ってことは...そうぜよ...もしかしたら...！
身代を持ってるヤツがわかっちまった...！」


サ「そんな...！？今の話だけで分かるハズが...！！」


ケ「Ｑタロウ...。」


Ｑ「わかってる！みんなよく聞けよ！！
オレは鍵番ぜよ...！！
あえて投票前に言わせてもらうぜよ...！！」


Ｑタロウさんは鍵番をカミングアウトして、サラちゃんが身代だと告げた。


サ「私を本気で身代だと...？」


Ｑ「ああ...！！」


サ「なら...私を落とせばいいだけです！」


Ｑ「惑わされるなよ、みんな！！
身代は２票持ってるんじゃ！！
２票とも自分に入れれば当選しちまうんだ...！！」


サ「つまり...逆に落選すれば証明になります。」


ソ「どっちにしてもサラさんには誰も投票しない...。
それで判明するね。」


サラちゃんの言いたい事が言い終わり......遂に投票の時間になった。

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