死にたくないので足掻きます。４【キミガシネ】

１９３話「メインゲーム２−８」 ページ47

ア「ククク...おもしろい。
各自その時のアリバイを話してみようじゃないか...。」


Ｑ「パソコンを共有した時ロビーに集まったのはオレとソウ、カンナ、A、サラ、ケイジ、アリスの７人ぜよ。」


ア「千堂院紗良...貴様が突然走り去ってからもオレ達は残ってパソコンを見てた...他に情報はなかったがな。」


カ「カンナは...見終わったパソコンをソウさんに届けに行きました。」


ケ「おまわりさんはロビーにしばらく居たよー。」


ソ「ボクは体調不良でトイレに行っててさ...。
帰り際にナオさんと会話したんだ。」


ナ「はい、ニセミシマ先生のハッキング作戦をソウさんと話し合ってました。」


ギ「ボクは...真っ暗な１階を探索してたニャン...。」


『私は...あの後、ソウさんの作戦が始まるまでは部屋にいたよ。
証明は出来ないけど、Ｑタロウさんを襲う理由も動機も無いかな。』


サラちゃんは気になった人に詳しく話を聞き出す事にしたみたいで、今はシンさんに話を聞いている。


ソ「話の中身はハッキング作戦さ。
その途中、カンナがパソコンを届けに来たんだ。
カンナも作戦に参加させようと思ったけど、すぐどっかに行っちゃったんだ。
ボクのアリバイはそんな所かな。
Ｑタロウさんでも気絶するなんて...スタンガンなんて物騒だね。」


サ「ソウさん、よく凶器をご存知ですね。」


ソ「え...？」


凶器は...判明してなかった？


にも関わらず...シンさんが意気揚々とＱタロウさんが気絶するきっかけになった凶器を知っているって事は......。


サ「スタンガンは私が現場からこっそりと回収しました。
Ｑタロウさんがスタンガンを浴びたことを知ってるのは私とギンだけです。」


ソ「...！」


サ「他に知ることができるのは...犯人だけなんです！」


結局の所...シンさんもサラちゃんも最後の詰めが甘いんだよね...。
これ迄だって何度も口を滑らせてるし...。


ア「ククク...思わぬ所でボロが出たな...。
スタンガンを使ってハンバーグ丼太郎を気絶させたのはヒヨリソウ！！貴様だ！！」


ソ「参ったな...。
あっさりバレちゃった、あはは。」


カ「ソウさん...！！」


ソ「...ごめんね、ハッキング作戦の準備をジャマされたくなくてさ。」


あっさり白状して認めている事からして、別にバレても良かったのだろう。


ソ「急に部屋に入ってきたから、とっさに使っちゃったんだ。」


『何処でそんな危険な物を拾ったのかを聞きたい所ですけど、まあ...Ｑタロウさんは無事みたいですし、次に行きましょうか？』

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