死にたくないので足掻きます。４【キミガシネ】

１９１話「メインゲーム２−６」 ページ45

サ「パスワードを解いたのは...いつだ？」


カ「カード交換フェイズが...始まるよりも前です。」


そこまで真面目に答えるあたり...カンナは本当に身代では無いのかもしれない...。


Ｑ「ちょっと待つぜよ！！
それっておかしな話だと思わねえか！？
サラ！！」


......流石にＱタロウさんには...気付かれちゃうよね...。


サ「...そうですね。これはおかしいです。
だって私達からパスワードを聞くためにソウさんはパソコンを共有したハズです。」


Ｑ「なのに、この話じゃ...。
みんなでパソコンを共有する前から中身は覗けてたって事だろ！？」


カ「...はい。」


Ｑ「手を組む必要なんてなかったっつーのかよ！」


カ「違います...！ソウさんはみんなと仲直りのキッカケを...！
ですよね！Aさん！！」


カンナは...気付いてなかったんだね...。
ごめんね...。


『ごめんねカンナ...。
サラちゃんは既に私達がわざわざ皆と仲直りをした理由に気付いてるよね？』


私達が開く事が出来なくて、サラちゃんにだけ開く事が出来るもの...。


サ「パソコンの中の『紗良』フォルダを見るため...！」


『うん、正解だよサラちゃん。』


ケ「『紗良フォルダ』だけは...サラちゃんの母親の名前がパスワードになってたから...さ。」


ソ「.........。」


Ｑ「ふ...ふざけてるぜよ...！！
ソウ！！何も話さずオレの取引に応じてたがや！？」


可哀想なＱタロウさん。
元からあの取引は私達が有利だったんだから。


ソ「あはは...それがどうかした？」


Ｑ「きさん...！！」


サ「ちょっと待ってください！
取引ってなんですか...！？」


ソ「あはは...気にしないでこっちの話だよ。」


ケ「そうはいかない。
初めからおかしいとは思ってたけど...。
どうやらパソコンの共有には裏で取引があったみたいだねー...。」


Ｑ「............。」


ケ「...全部しゃべってもらうよ。
その怪しい取引について...ね。」

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