174話「付いて行けない」 ページ28
シンさんに連れられて荒れた廊下へと移動した。
わざわざ廊下の影に隠れて、ナオちゃんが来るのを待つみたい。
隠れながら待って、少しするとナオちゃんと一緒にサラちゃんとギン君もやって来た。
ナ「...誰も居ませんよね。」
サ「はい、他には誰も...。
...本当にここに秘密の部屋があるんですか?」
秘密の部屋って...もしかしてシンさんが見つけたモニタールームの上の隠し部屋の事かな?
だとしたら...場所が違うけど...。
ナ「あの...サラさん...
おそらくですが...部屋に入ったらチャンスは1度きりです...。
なので...1度チップをチェックさせて頂けませんか...?」
この反応...もしかしてノエルのチップを手に入れる事が出来たのかな?
シンさんはナオちゃんにチップの回収をお願いした?
サラちゃんは渡していいのか悩んでいたけれど、チップを取り出してナオちゃんに手渡した。
サ「ナオさん。」
ナ「...はい?」
サ「ナオさん、すべてを話してください。
私達はもう、ただの他人じゃありません。
仲間なんです!騙されるなら同じ立場に立って悩みたい。」
うーん...流石に話に付いて行けないな...。
シンさんがナオさんと作戦を立てたとは言ってたけれど...。
ナ「......全部、お見通しなんですね。
私はウソをつきました...秘密の部屋なんて...知らないんです。
......でも、知る方法は...あるんです。」
サ「どういうことですか...!?」
私と一緒に物陰に隠れていたシンさんが急に立ち上がった。
ソ「ご苦労様。
よくやったね...ナオさん。」
1歩遅れて私も一緒に皆の前に出た。
サ「ソウ...さん...!!それに...Aさんまで!」
ギ「どういうつもりニャン!!陰キャー!!」
ソ「キミ達こそ、この後はどういう予定?」
サ「どういう意味ですか...!?」
ソ「あのさ...このチップをどうやって使うか考えてる?」
サ「それは...知らない...ですが...!!」
折角切り札を持っていたとしても、使い方が分からないんじゃ...意味は無いよね...。
ソ「あはは、正直だね。サラさん。
宝の持ち腐れなのさ、キミじゃ...ね。
ボクなら解析できる。...このパソコンで。」
サ「解析...だって...!?」
ギ「最低なやつニャン!!
そのためにナオ姉ちゃんを利用したワン!?」
ソ「キミ達と違ってイイ子だよ。ナオさんは。
さあ、ナオさん...チップをボクに渡して。」
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伊豆花織(プロフ) - きてる©さん» 一気見ありがとうございます!!コメントまで嬉しいです!ここからも面白い話を更新出来るように頑張ります! (2021年9月28日 22時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
きてる©(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…!一気読みしてしまいました…💦更新頑張って下さい!楽しみにしてます! (2021年9月28日 22時) (レス) id: 6a4605f739 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 望さん» 愛の告白…!!嬉しいです!期待の言葉ほど嬉しいものはありません!これからもバンバン投下していきますので心臓にはお気を付け下さい! (2021年9月20日 23時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - ホントに………好きです。愛してます。これからの展開が楽しみすぎて………ちょっと心臓が持たないです… (2021年9月20日 22時) (レス) id: 3d0f44108d (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - あいすくりぃむとちょこれぃとさん» 見てくれた上にコメントまで…!ありがとうございます!“ソウさん”との関係は今後も書いていく予定なのでご期待下さい! (2021年9月20日 18時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊豆花織 | 作成日時:2021年9月9日 20時