【歌lいl手】ギャップの差【クlプlラ】

第16話。 ページ17

「それより、用事ってこれだけ……かな？」

「あ、う、うん！それだけなんだけど…えっと、まだお話していたいから…。だ、だめかな……？」

「ううん、全然！私暇だし！」

「そ、そう？よかった……！」

いやめっちゃ可愛すぎだろ！！！！

だめかな？と首傾げんの可愛すぎ！

天使か！！！

もう、めちゃんこ好き！！

んﾞんﾞ、失礼。

「Aさん、」

名前を呼ばれ、クプラさんの方を見るとやけに真剣な顔だった。

「……クプラさん…？」

「僕、その……」

「……、」

顔を赤くして、必死に話そうとしているクプラさん。

まさかとは思うけど、告白…とか。

いや、自意識過剰かもしれないけど、それしか思いつかない。

ま、待って。

「僕っ、Aさんの……ことっ…」

「す、ストップ！」

「……、」

あからさまにしゅんとしたクプラさん。

なんか申し訳ない。

ごめんなさいクプラさん！！

「……え、あ、あのちょっと待って、」

「あ、…う、うん……」

「……クプラさん、自意識過剰かもしれないけど聞いていい？」

「うん、」

「クプラさんは…、私に告白しようとしたの、？」

絞り出した声は震えていて、私らしくなく、弱々しかった。

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