私を変えてくれたのは5人の先生。RESTART13 (ページ41)

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Aside

先生たちみんな顔が暗くて病院にいるのが苦しくなってコンビニに来たのに遭遇した潤先生まで暗い顔してる。

潤「うん、ちょっとだけね。」

A「フラれた？」

潤「ちげーよ(笑)…でも、もしかしたら近いかも。」

潤先生はまた泣きそうな顔になって無理に笑った。

…先生だって笑顔の仮面着けてるじゃん。

A「私も昨日の夜泣いちゃった。桃のこと考えたら苦しかった。あ、他の先生たちには内緒だからね？」

潤「ん、俺が泣いたってのも内緒な。」

2人でちょっとした秘密の共有。

泣いてたのを他の人に知られるのって意外と恥ずかしいし。

でも泣きたい時は泣いてもいいって教えてくれたのは先生たちだから。

最近は我慢しないで泣くようになったかも。

先生たちはもっと泣きなさいって言うんだけどね。

A「あとどれくらいで退院できるかな…桃に早く会いたい…」

潤「会いに行かないの？」

A「私は会いに行ける立場じゃないもん。その場にいなかったとしてもあんなこと言っちゃったし…」

潤先生は私の頭をくしゃくしゃと撫でた。

潤「久しぶりに会ったらAより桃ちゃんの方が大人っぽくなってたりして。」

A「私、もう大人だしー！」

零れ落ちそうになった涙は潤先生のおかげですぐに引っ込んだ。